1408万円のトヨタ「和製スーパーカー」登場! 全幅2m超えのワイドな「謎のシュバルツァー」 斬新見た目の正体は
トヨタが誇るモデルがド迫力な見た目を纏って販売されています。その価格は1408万円ですが、どのベース車とはどのようなものなのでしょうか。
全幅2m超え! 謎のトヨタ車とは
約1400万円というプライスが付けられたトヨタ車が中古車市場で流通しています。
ひと目見ただけではどんなモデルか分からないですが、その正体とは何なのでしょうか。
そのクルマは、20年以上も前のクルマでありながら、依然として高い人気を誇る「スープラ(JZA80)」です。
今回中古車市場で発見されたのは、もともとワイドボディな80スープラをさらにワイドボディにした個体となります。
1993年に誕生した80スープラはこれまであった2リッターエンジンを廃止し、3リッター直列6気筒エンジンのみのラインナップとなります。
パワートレインは自然吸気とターボの2種類で、ターボエンジンはノーマルでも自主規制の280psを達成するほどの出力を誇っていました。
また、プラットフォームをソアラと共有しながら、燃料タンクの位置をリアシートからトランク下へ変更することで、理想的な重量配分である50:50に近づけるよう開発。
ほかにも、先代比で全幅は65mm広い1810mmとなりましたが、全長は100mm短い4520mmになり、軽量化と回頭性に貢献しています。
このような今でも色褪せない魅力をもつ80スープラですが、世界に1台しかない超ワイドボディが中古車市場に登場してSNSでも話題になっています。
その全幅は2060mmまで拡大され、ノーマル比+250mmは圧巻の造形といえるでしょう。
この80スープラは「Schwarzer(シュバルツァー)」のフルコンプリート車両で、エクステリアはルーフ以外完全オリジナルのクルマです。
ベースは1998年式のモデルでフロントマスクはコルベット、テール周りはフェラーリのような造形となっており、サイドドアはランボルギーニばりのシザーズドアとなっています。
エクステリア以外もほぼフルチューンの内容で、吸排気系の交換のみならずコスワース鍛造ピストンや断面スーパーコンロッドの換装、ハイフローターボチャージャーの採用でトータル出力612ps、最大トルク88.0kgのモンスター級のパフォーマンスです。
もちろんパフォーマンスに見合うよう、サスペンションもオリジナルの高性能なものに換装し、ブレーキシステムはエンドレスを採用しています。
見た目も性能も他に類を見ないワイドスープラ Schwarzerですが、このクルマの反響を取り扱い先であるScuderia Mirage(スクーデリアミラージュ)の担当者は 「興味をもって下さった人が多く、急にお問い合わせが増えました」と話します。
実際にSNSでも賑わっており、さまざまコメントが寄せられています。
「これはカッコいい」や「スーパーカーの外観とパフォーマンスを備えたクルマ」など肯定的な意見が見受けられました。
ほかにも「実車見たことあるけど何のクルマかわからなかったなど」など世界で1台しかないクルマならではの感想もあります。
さらに「フルチューンされたセンチュリー用のV12が搭載されていれば面白いのに」など、さらに熱いリクエストを要望する声もありました。
また「リアスタイルを見ていると、GT-R50 byイタルデザインを思い出してしまいます」などマニアックな着眼点の声も見受けられました。
一方で「ワンオフのカスタムカーは破損したら直せない可能性があるのが怖い」や「ワンオフカーは裏返すと安全マージンを削って作られたクルマ。メンテナンスに不安を感じる」などワンオフならではの問題を指摘する声も見受けられました。
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気になるワイドスープラ Schwarzerの価格は1408万円(税込み)にて販売されています。
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