山梨~埼玉直結「西関東連絡道路」大滝トンネルついに「貫通秒読み」!? 静岡から高崎へ短絡! 完成すればどう便利になるのか
山梨と埼玉を短絡する高規格道路「西関東連絡道路」のうち、秩父市内で工事中の「大滝トンネル」がいよいよ貫通を迎えそうです。どんな道路で、完成すればどれだけ便利になるのでしょうか。
1月から「貫通まであと17m」で「寸止め」だった!?
埼玉県は2024年3月6日、高規格道路「西関東連絡道路」のうち、秩父市内で建設中の「大滝トンネル」の工事進ちょくを発表しました。トンネルはすでに「貫通寸前」に達しているといいます。
ここは一体どんな道路で、完成すればどれだけ便利になるのでしょうか。
西関東連絡道路は、国道140号バイパスとして整備される高規格化事業です。完成すれば、甲府エリアから秩父、関越道までをつなぐ新たな主要ネットワークとなります。
静岡県の新東名から中央道へつなぐ「中部横断道」が2021年に完成。そこから甲府盆地をぐるっと周る「新山梨環状道路」が事業中です。西関東連絡道路はその「桜井IC」から「甲府山梨道路」として、埼玉県境方面へバイパスが開通済みです。
埼玉県境を超える「雁坂トンネル」の開通で、甲府~秩父は一気に便利になりました。
秩父市内では、「長尾根バイパス」(事業中)と開通済みの「皆野秩父バイパス」「皆野寄居バイパス」で関越道へスムーズな連絡が実現しています。
このように、西関東連絡道路は「静岡~高崎~新潟」のショートカットとなる壮大なネットワークを構成するとして、期待がかかっています。
さて、そのなかで工事が大詰めを迎えているのが「大滝トンネル」です。旧大滝村と三峰口を直線でつなぐ2kmのルートで、完成すれば、クネクネで狭く長い現道を一気にショートカットし、この区間の移動距離は7kmから2kmへと大幅短縮となります。
開通目標は「2027年度」となっています。
大滝トンネルは2022年5月に掘削開始。掘削率は昨年10月下旬に9割を突破し、12月には「掘削率98%」に到達。いよいよ貫通か!? と思われましたが、そこから足踏み状態で、2024年3月になってもまだ貫通を迎えていません。
この「なかなか貫通しない理由」が、今回埼玉県 西関東連絡道路建設事務所の「大滝トンネル 工事情報通信」で明らかにされました。
大滝トンネルの掘削は、1月20日から、残り17mを残してストップ。いまは「トンネルが到達する箇所の掘削や法面補強工事」が進められているといいます。貫通させるにも安全面などの理由で準備が必要というわけです。
しかし、それもいよいよ終わりが近くなっています。掘削作業は3月4日に再開。貫通は「3月中旬」ということで、いよいよ秒読み段階。まずトンネル上半分が貫通し、それから下半分も掘削していくといいます。掘削完了は4月いっぱいの予定です。
掘削が終わったあと、掘削面にコンクリートを打設する「覆工」も同時進行で進められています。こちらもすでに全体の半分が完了。中央排水の工事も進んでいるといいます。
さらに近くなる山梨~埼玉の短絡道路。完成に大きな期待がかかります。
ポップアップ広告が多すぎて見る気にもなりません
いつもながら、詳細な情報提供ありがとうございます。
しかし、繊細な図表とad(広告)が多量に錯綜しており、理解が困難です。
せめて、1ページ3図版くらいで短いキャプションを挿入していただけると有り難いです。
日刊スポーツの広告はどこにもオフスイッチがなく、ブラウザを落とすしかありませんでした。
新聞社って潰れた方がいいですね。せっかくの記事が全く読めませんでした。
寄居で混んで、秩父でさらに混む。
終いに雁坂まで、花園から2時間以上かかり、山梨の高速まで4時間ほど、圏央道のほうが数段早い。