日産「謎のマーチ」がスゴい! 1億円超え「イタルGT-R風」デザインの激レア車、発見!? 京都校に展示されるワケ

「Nissan GT-R50 by Italdesign」といえば、イタルデザインが手掛けた1億円を超える価格で販売されたモデルです。そんなイタルデザインGT-R風のマーチが発見されました。

イタルデザインマーチ? 謎のクルマの正体とは

 日産とイタルデザインと言えば、2018年に世界初公開された「Nissan GT-R50 by Italdesign」が有名です。
 
 価格は99万ユーロ。現在で約1億6000万円を超えるものでした。
 
 そんなイタルデザインのGT-Rを意識した日産車が存在します。

日産京都自動車大学校に展示されたマーチ。ボンネット裏は必見!(画像ギャラリーで見れます!)
日産京都自動車大学校に展示されたマーチ。ボンネット裏は必見!(画像ギャラリーで見れます!)

 正式名称はイタルデザイン・ジウジアーロとなるこの会社は有名なカーデザイナー・ジョルジェット・ジウジアー氏が設立。

 世界各国のクルマをデザインしており、前述のGT-R以外にも映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名なデロリアン「DMC-12 」。

 さらには過去にはトヨタ「カローラ 」、ダイハツ「ムーヴ」や「アトレー」、スズキ「キャリイ 」なども挙げられるなど、日本車にも馴染みが深いです。

 今回、イタルデザインGT-Rを意識した日産車が置かれていたのは、日産が展開する自動車専門学校「産京都自動車大学校」(以下京都校)です。

 京都校には様々な学科がありますが、その中でも2017年4月に開設されたカスタマイズ科は、東京オートサロンや大阪オートメッセに学生が製作したカスタムカーを展示しています。

 今回の個体は、大阪オートメッセ2019に展示された「マーチ(K13)」をベースにしたカスタムカーです。

 見た目はイタルデザインGT-Rを意識したデザインや色合いが採用されています。

 とくにフロントバンパーはイタルデザインGT-Rの特徴的な造形に似せて上手く作られていました。

 またこだわりは外見だけでなく、ボンネット裏側には本物のもみじをあしらった加工を施しており、これはエンジンルームを見ないと分からないという隠れポイントです。

 なおそのエンジンルームに収まっているのは「マーチNISMO」のエンジン(MR16型)となり、さらに5速MTと組み合わせることで、運転しても楽しいクルマとなっていると言います。

 その他、ミシュラン「PILOT SPORT3(205/45R16)」、レイズ「VOLKRACING ZE40」、ブリッツ「DUMPER ZZ-R フルタップ式車高調」などで足元を彩っており、まさにスポーティハッチバックという印象です。

 このカスタムカーについて、当時の担当者は次のように語っています。

「このクルマは、(当時)日産で1番安い普通車のマーチと一番高価なイタルデザインGT-Rをドッキングしたら世の中に受けるんじゃないかということで、プロジェクトが動き出し、『若者の車離れを阻止せよ!!』というコンセプトの元、製作しました。

 また、京都を連想してもらえるように『ボンネット裏に本物のもみじ』をあしらいました。

 イタルマーチは大阪オートメッセのコンテストで2位を受賞するという快挙を上げることが出来ました」

※ ※ ※

 現在、このイタルデザイン風のマーチは京都校の校舎内に展示されています。

 日産車をベースにユニークなカスタムカーを手掛ける日産校から今後も注目です。

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1件のコメント

  1. レアとは?
    勝手にワンオフしたものをレアと言いましてもね。
    最近は頭のよろしくない記者が増えました。

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