「ツインターボ」を聞かなくなったワケ 時代と共に変化し続ける「ターボ」という技術

「ターボ」はいま、どうなっている?

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 では省燃費重視の世の中になってターボを使うクルマが減ったかというと、実は反対です。欧州から「過給ダウンサイジング」という提案がなされ、広く採用されました。

2015年10月発売のプジョー「208 Allure」は1.2L 3気筒ターボエンジンを搭載(画像:プジョー)。

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 かんたんにいえば、排気量を小さくしたエンジンにターボなどの過給機を付けるというものです。これにより、負荷の少ないところでは小排気量エンジンのように省燃費で走ることができます。また、パワーが必要なときはターボを使えばOK。省燃費でありながらもパワー不足を感じないというのが「過給ダウンサイジング」の狙いです。排気量が小さいので、税制上有利という魅力もあります。

 フォルクスワーゲンやプジョーといった欧州ブランドが提案したこともあり、欧州車では大いに流行り、今では欧州車の主流になるほど増えています。

 この方式は、日本でもいくつかのモデルで採用されています。その一例がホンダ「ステップワゴン」やトヨタ「クラウン」です。前者は1.5リッターのターボ・エンジン、後者には2リッターのターボ・エンジンが搭載されたグレードをラインナップしています。ライバルよりも、ひとクラス小さなエンジンですね。

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