いすゞ新型「アグレッシブSUV」公開!? 6速MTもある無敵系「スポーティD-MAX」! タイでの発売に熱望の声も

いすゞのタイ法人が1トン積みピックアップトラック「D-MAX」のスポーティー仕様「Xシリーズ」の新モデルを、2月3日に発売しました。どのようなクルマで、どんな反響があるのでしょうか。

2月発売の新スタイル

 2月3日に発売開始となった、いすゞの1トン積みピックアップトラック「D-MAX」のスポーティー仕様「Xシリーズ」の、デザイン変更モデル。
 
 タイ法人により展開されるスポーティトラックの新型ですが、そのアグレッシブなスタイルに反響が集まっています。

いすゞ新型「D-MAX Xシリーズ」に「めっちゃ欲しい」の声も
いすゞ新型「D-MAX Xシリーズ」に「めっちゃ欲しい」の声も

 タイ国内で「D-MAX」といえば、トヨタ「ハイラックス」と並んで国民車とも言うべき大人気を博している、1トン積みピックアップトラックです。

 初代のデビューは2002年。それから2度のフルモデルチェンジを経て、現在は2019年発売の3代目となっています。タイ国内だけでなく、アジア、欧州、中東、アフリカ、中南米、オセアニアなど100か国以上の国と地域で販売されているグローバル戦略車へ成長しました。

 2022年度のグローバル販売台数は約34万台。そのうち生産国であるタイ国内だけで約18万台を記録しています。なお、タイは1トン積みピックアップトラックの最大市場にもなっています。日本国内ではまだ展開されていません。

 さて、本家タイでのD-MAXは5シリーズが展開されていますが、アグレッシブにカスタマイズされたのがXシリーズです。

「パワフルで無敵」というコンセプトで、デザインもパフォーマンスも独自に卓越したものを目指したといすゞはいいます。

 新デザインの専用アイテムは、ダークトーンのフロントグリル、フロント&サイドスカート、グロスブラックのアルミホイール、ストライプステッカーなど多岐にわたります。

 エンジンは最高出力150ps、最大トルク350Nmを発生する1.9リッターターボディーゼルで、6速MTまたは6速ATと組み合わせています。

 それぞれコーディネートを変えた2種類のパッケージ「スピード」と「ハイランダー」が展開されます。ボディカラーはブラックマイカとホワイトパール。どちらもXシリーズの象徴でもある赤の差し色を採用しています。

 駆動方式は2WDです。ボディサイズは全長5280mm×1870mm×1790mm(ハイランダー4ドア)。価格はスピードが74万8000から85万1000バーツ(約310万から350万円)、ハイランダーが87万8000から102万4000バーツ(約365万から425万円)と設定されています。

※ ※ ※

 SNS上での反響は「タイはいいなぁ、この種の車がMTで豊富に各メーカーラインナップされてる」「これはハイラックスよりエエなあ」「なんだよタイだけズルいぞ!」というもの。D-MAXシリーズの新型がタイで発売されるたびにこのような声が上がっており、「いすゞのピックアップトラック」に対する期待をうかがわせます。

 いっぽうで「1980年のRVブームの時はこういった車も結構売れた(実際自分もハイラックスに乗ってた)けど、今のRVはファミリーユースメインだから市場のパイはさほど大きくはないんだよな」と、市場規模を鑑みて国内展開は近い将来ではないことを匂わせる、冷めた見方のコメントも見られます。

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