ホンダが「新型軽バン」発売! 助手席無しの斬新“前後2人乗り仕様”も存在!? 新型「N-VAN e:」どんな人に適してる?
ホンダは新型軽商用車「N-VAN e:」を2024年春に発売します。軽バンの「N-VAN」をベースとしてEVですが、どのような特徴があるのでしょうか。
人気の「N-VAN」がEV化!
今の国内市場で最も多く売られている車種は、ホンダの軽自動車「N-BOX」です。そしてN-BOXをベースに開発された軽商用バンが「N-VAN」ですが、こちらの販売も堅調。
2023年の年間では1か月平均で約2500台を届け出されており、軽商用バンでは、ダイハツ「ハイゼットカーゴ/アトレー」、スズキ「エブリイ」に次ぐ3番目の売れ行きとなっています。
そして、このN-VANをベースに開発された電気自動車の新型「N-VAN e:」が2024年春に登場する予定です。
ホンダの公式ウェブサイトには、新型N-VAN e:の特徴や使い勝手、グレード構成などが掲載され、販売店では「正式な発売は2024年4月頃です」と案内しています。
新型N-VAN e:は、軽商用車のN-VANが備える機能をほぼすべて踏襲しています。外観はフロントマスクなどが少し変わりますが、基本的にはN-VANと同じ。後席側のドアはスライド式で、左側は中央のピラー(柱)をドアに内蔵させました。
そのために左側の前後のドアを両方とも開くと1580mmと開口部が大きく広がり、長い荷物は左側のワイドな開口部から積むと便利で、独特の使い勝手を備えています。この機能もN-VANと同じです。
新型N-VAN e:は駆動用電池を床下に搭載しますが、荷室床面の高さはほとんど高くなっていません。
リアゲートを開いた部分の路面から荷室床面までの高さは、N-VANが525mmで新型N-VAN e:も540mmに抑えられています。新型N-VAN e:は若干高いですが、大差はなく、これは電池を薄型にした効果です。低床設計なので荷物の出し入れもしやすいです。
シートアレンジもN-VANと同様で、後席に加えて助手席も床面へ落とし込むようにコンパクトに格納できます。この時の車内は、運転席を除いて、すべて床が平らな荷室スペースになります。
助手席を格納すると車内の左側が細長い空間になり、最大荷室長は2645mmに達します。
新型N-VAN e:が搭載するモーターの最高出力は47kW(64馬力)です。モーターはエンジンに比べてアクセル操作に対する反応が素早く、一般的な軽自動車に搭載される最高出力が64馬力のターボエンジンよりも、動力性能に余裕を感じます。
新型N-VAN e:のグレード構成は3タイプです。ベーシックな「e:L4」、上級の「e:FUN」、定額制カーリースのHonda ON専用車となる助手席を省いた「e:L2」があります。
これらのうち、e:L2は装備が最もシンプルです。衝突被害軽減ブレーキは装着されますが、ホンダセンシングは採用されず、運転支援機能も備わりません。それでもサイド&カーテンエアバッグ、運転席シートヒーター、フルオートエアコンなどは標準装着されます。
e:L4では、安全装備と運転支援機能がホンダセンシングに上級化され、マルチインフォメーションディスプレイ、電動格納式ドアミラーなども加わります。
最上級のe:FUNには、フルLEDヘッドライト、後席のピロー、急速充電ポートなどが加わり、2トーンのボディカラーなども設定されます。
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