かわいさ限界突破!? 新型”車中泊タウンエース”が「追憶の1950年代」へ爆変「ペコラ クラシック」に反響続々!

トヨタ「タウンエース」をポップかつ機能的にカスタムしたキャンピングカー「ペコラ クラシック」がキャンピングカーショーに出展。どんなクルマで、どういった反響があったのでしょうか。

見た目だけじゃない!実は「断熱」にマジメにこだわったキャンピングカー

 幕張メッセで2024年2月2日から4日間にわたって開催された、ジャパンキャンピングカーショー2024(JCCS2024)。そのなかで、ピンク色のかわいらしいキャンピングカーが展示され、多くの来場者が足を止めていました。
 
 出展したのはキャンピングカーのプロショップショップ「フレンドリー」です。注目を集めたのはいったいどんなクルマで、どんな反響があったのでしょうか。

千葉のキャンピングカーショーで展示された「ペコラ クラシック」
千葉のキャンピングカーショーで展示された「ペコラ クラシック」

 神奈川県相模原市を拠点に活動するフレンドリーは、キャンピングカーの製造や修理、販売で20年以上の実績を持っています。おもにトヨタ「ハイエース」や「タウンエース」、スズキ「エブリイ」などをベースにしたカスタムキャンピングカーを製作しています。

 さて、今回のJCCS2024で展示されたのは、タウンエースをベースにした「ペコラ クラシック」でした。その詳細を見ていきましょう。

 ペコラ クラシックは、アメリカフォードのトラック「Fシリーズ」2代目モデルをモチーフにデザインされました。Fシリーズ2代目は1950年代に登場し、「パンプキン」の愛称で親しまれました。

 カラーリングはピンク&ホワイトの2トーンに統一され、軽自動車や1BOXバンのカスタムで知られる「Blow」が担当したフェイスキットとあいまって、とてもポップに仕上がっています。ピンク色は、アメリカのロッカー、エルヴィス・プレスリーが乗っていたピンクキャデラックにちなむとか。

 いっぽう内装では、キャンピングを楽しめる装備がバッチリ。サブバッテリーだけでなく外部電源やカセットコンロを標準装備。快適に過ごせるオプションとして、エンジンを切っても稼働する車内用12Vクーラー、給排水タンク、シャワー、トイレ、FFヒーター、インバーター、ソーラーパネル、LED照明付き換気扇、サイドオーニングなどを豊富に設定しています。

 また展示車では、愛犬スペースを助手席部分に確保したり、エアコンを完備するなど、ペットとの車中泊ライフも楽しめるような工夫が随所に施されていました。

 そうした内装へのこだわりのなかで特筆すべきが「断熱」です。フレンドリーのモットー、コンパクトなクルマほど断熱をおろそかにしてはならないとして、一部モデルに断熱加工を施しています。

 ペコラ クラシックも同じく断熱システムを装備。ルーフ裏・床面にメタルシートやセラミック素材による多層構造の断熱材をふんだんに使用し、壁面にはウレタンチップを、ドア内にも断熱加工を行うことで、寒い冬でも暖かく過ごすことができます。

 また、ルーフの断熱材は、雨がルーフに叩きつけて発生する「商用バンならではの騒音」も軽減できるとしています。

※ ※ ※

 ネット上などではこの特別カスタムモデルに「フォードF100とは随分遡ったな笑 良きだね」「レトロと今風のポップさのバランスがすごい」「こういうキャンピングカーが欲しかった」などさまざまな声が。

 キャンピングカーや4WD・SUVを中心に紹介しているYouTubeチャンネル「編集長やまちゃん」もペコラクラシックの展示を訪問。かおる&ゆいなさんコンビは「名前もかわいい!」「とっても広々」「このオシャレなキッチンで料理したいです」と楽しげでした。

トヨタ・タウンエースバン のカタログ情報を見る

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