全長4.2m級! 新型「3人乗り小型スポーツカー」25年に登場へ! 「美しすぎる」流麗フォルムדリア駆動”の斬新マシンは日本での発売も
ケータハムが2025年後半から投入する新型「プロジェクトV」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
英国の老舗ブランド「ケータハム」の新型スポーツカーに期待
英国の小型スポーツカーブランドのケータハムは新型スポーツカー「プロジェクトV」を2023年7月に発表しています。
2024年1月には、日本法人のケータハムカーズ・ジャパンが「東京オートサロン2024」で日本初公開し、注目を集めているモデルですが、どのようなクルマなのでしょうか。
ケータハムは1973年の創業以来、「セブン」に代表される小型軽量の2シーターオープンスポーツカーを生産しています。2009年には日本の輸入代理店VTホールディングスの傘下となりました。
ケータハムが設立50周年を迎えた2023年にはさまざまなイベントが開催されましたが、このうち開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型プロジェクトVが初公開されました。
新型プロジェクトVは2ドアクーペのEVスポーツカーで、開発段階からEVとして設計されたと言います。デザインはアンソニー・ジャナレリ氏が手掛け、製作は数多くの名車をもたらしたイタリアの老舗デザインスタジオ イタルデザインが担当しています。
ボディサイズは全長4255mm×全幅1893mm×全高1226mm、ホイールベースは2581mmで、シートレイアウトは前席2人・後席1人の3人乗り(オプションで後席2人乗り仕様も設定)と、特殊なスタイルです。
シャシにはカーボンファイバーとアルミニウムの複合素材を用いたことで、EVとしては極めて軽量といえる車体重量1190kg(目標値・DIN)未満に抑えています。
パワートレインはリアアクスルに搭載された200kW(272馬力)のシングルモーターに、55kWhの大容量リチウムイオン電池を組み合わせる後輪駆動で、0-62mph(約100km/h)加速は4.5秒未満、最高速度(推定)は143mph(約230km/h)をマークします。
一方、航続可能距離は249マイル(約400km・WLTPモード)としており、実用性も確保されました。
エクステリアは、シンプルかつミニマムなものを基本に、魅惑的で時代を超越したシルエットを創り上げたとしています。
ロアグリル中央の形状や前後フェンダーの意匠はセブンシリーズとの共通性を感じさせつつも、前後バンパー下部およびサイドシルに装備されるブラックのアンダースポイラーや、大きく張り出したフェンダー、大開口のロアグリル、楕円形のテールなどがスポーティさを予感させます。
インテリアも同様に、シンプルにまとめながらスエード調素材やインパネ・シートにダブルステッチを施すなどプレミアムな雰囲気に仕立てています。
ドライバー中心に設計されたメインメーターやインフォテインメントシステムなどには液晶パネルを採用。アナログデザインも取り入れるなど、先進性とエモーショナルな雰囲気を両立させています。
ドライブモードはスポーツ走行に特化した「スプリント」以外にも、「スポーツ」や「ノーマル」も選択でき、シーンに応じて加速や操作性を調整することが可能です。
価格は8万ポンド(約1452万円)以下を目指すとしており、詳細は投入予定が近づくにつれて明らかにされるとみられます。
東京オートサロン2024での公開時は、老舗ブランドによる新時代のスポーツカーということもあり、多くの来場者がブースを訪れていました。
なお、ケータハムカーズ・ジャパン広報担当者によれば、日本国内でも導入される予定としており、今後の展開にますます期待が高まります。
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