「パンダトレノ」復活!? まるで「AE86」なトヨタ最新「ハチロク」がスゴい! 一体どんなモデル?
根強いファンが多いトヨタ「AE86」の生誕40周年を記念したモデルが2023年に登場しました。間もなく納車が開始される予定の特別仕様車「GR86 RZ“40th Anniversary Limited”」とはどのようなモデルなのでしょうか。
まるで「パンダトレノ」!? 現代によみがえった姿とは?
トヨタの人気スポーツカー「GR86」に、同車の前身である「AE86(カローラレビン/スプリンタートレノ)」をオマージュした特別仕様車が登場しました。
特別仕様車「RZ“40th Anniversary Limited”」(以下、40周年記念車)が発表された2023年は、AE86のデビューから40周年に当たる節目の年ということから、記念モデルを発売。2024年2月に納車が開始される予定だといいます。
40周年記念車は最上級グレード「RZ」をベースとし、ストライプのサイドデカールやトランクスポイラー、ドアハンドルをブラックで統一するなど、「パンダトレノ」とも呼ばれたAE86を彷彿とさせるパーツを採用しました。
ブラックのサイドデカールに記された「SINCE 1983 40TH」は当時のフォントを使用しているほか、ストライプは現行モデルのデザインに合わせて調整されるなど、こだわりが感じられるスタイリングを実現しています。
40周年記念車では、「クリスタルホワイトパール」と「スパークレッド」の2色のボディカラーを設定。
漫画「イニシャルD」のイメージもあり、パンダトレノでは「白×黒」を好む人も多かったのですが、「赤×黒」も人気でした。
40周年記念車を手掛けたTOYOTA GAZOO Racingの開発者は、イニシャルDに親しんでいた世代は白いハチロク、それより前の世代は赤いハチロクに思い入れがあることから、今回は白と赤のカラーを用意したと説明しています。
内装も「AE86 GTアペックス」をイメージしたといい、ブラック基調に赤のアクセントカラーを施したほか、ドアパネルにも当時のフォントで40周年記念を示す刺繍が入れられました。
赤いステッチ入りのステアリングは、通常グレードで赤内装を選択したときに装着されるものと同じですが、ブラック内装に対しては初めて採用。シートはサイド部やステッチに赤を持ちつつ、パーフォレーションとアクセントがブラックとなっていのは40周年記念車だけの特別装備となっています。
また、VSCやエアコンの操作スイッチ、インストルメントパネルモールはキャストブラック塗装となり、シルバー塗装の通常グレードとは異なる雰囲気を演出しました。
さらに、フロアマットも特別なデザインとしており、赤い縁取りと40周年記念のロゴが入れられています。
なお、トランクスポイラーとサイドデカール、フロアマットはディーラーオプションとして設定されているのですが、40周年記念車を手に入れた人だけが購入可能。通常モデルでは選ぶことができない、貴重なアイテムとなっています。
40周年記念車は、ブレンボ製のベンチレーテッドディスクと赤いキャリパー、ザックス製のダンパーを装着。サーキットを走り込んで開発がおこなわれており、GR86が持つスポーティさはそのままに、乗り心地も高めた“欲張りなセッティング”になっているといいます。
先代モデルの「86」にはブレンボ製のブレーキが設定されていたものの、現行モデルでは未設定となっており、装着を希望するファンの声に応えるかたちで実現したようです。
そして、40周年記念車の設定と同時にGR86の一部改良で、MT車の全グレードにも運転支援システム「アイサイト」が搭載されました(AT車は現行モデル登場時に搭載済み)。
プリクラッシュセーフティや追従機能付きクルーズコントロール(ACC)などによって安全性能と快適性能が向上。
安全性が向上した一方で、サーキット走行を行う際は、アイサイトの機能を一時的にオフにすることも可能となっています。
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GR86 40周年記念車は200台限定で、価格(消費税込)はMT車が382万2000円、AT車が392万円です。
2023年9月25日から10月9日まで抽選販売の予約受付が受け付けられ、10月25日より商談が開始。当選したオーナーへの納車が間もなく始まる予定です。
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