400馬力超え強化ターボ!? 新型「高級スポーツSUV」登場! メルセデス・ベンツ新型「GLC 43」発売 1170万円
メルセデス・ベンツ日本は、ミドルサイズSUV「GLC」のスポーツモデル「メルセデス AMG GLC 43 4MATIC(BSG 搭載モデル)」を発売。いったいどんなクルマなのでしょうか。
スポーティな性能を追求
メルセデス・ベンツ日本は、ミドルサイズSUV「GLC」にスポーツモデル「メルセデス AMG GLC 43 4MATIC(BSG 搭載モデル)」を追加することを2024年2月15日に発表し、同日に発売開始しました。
メルセデス・ベンツ(以下メルセデス)GLCは2015年に登場。同社のベストセラーモデルである「Cクラス」と同等の安全・快適装備を備え、高いアイポイントや低い重心による乗用車ライクな乗り心地を実現しました。
2020-2021年ではメルセデス社が展開するSUVではベストセラーとなり、全世界では累計260万台を販売したといいます。
昨年2023年には8年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し2代目が発表。今回はそこに、さらにドライビング性能など各パフォーマンスを強化したメルセデスAMGのスポーツモデルが新たに加わった形です。
エクステリアは、現行SUVモデルと共通して、メルセデスのデザインコンセプト「Sensual Purity(官能的純粋)」を採用しています。
フロントはクローム加飾付きの縦ルーバーを備えたフロントグリルを採用し、アグレッシブな印象に仕上がっています。ラインやエッジを削減し、曲面を多用するとともに、SUVらしい逞しいホイールアーチと張り出したフェンダーがスポーティさを強調しています。
リアはワイドでシャープなデザインとなり、スリムなテールランプや、左右のマフラーエンド、ディフューザー風のリアエプロンを採用したバンパーなど、やはりスポーティさを表現しています。
ダッシュボードは上部が翼のような形状に丸みを帯びた角型エアアウトレットを配し、下部はリアルウッドトリムを採用し、センターコンソールから連続する設計になっています。
パワートレインは、最高出力421馬力・最大トルク500Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッドに9速AT「AMGスポーツシフトMCT」を組み合わせ、駆動方式はフルタイム4WD「AMG 4MATIC」を採用しています。
エンジンにはF1マシンの「MGU-H」技術に由来する「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」を搭載し、ターボチャージャーを電動化することでアクセル操作に対するエンジンのレスポンスがナチュラルかつ安定的になり、ダイナミックな走りが楽しめます。また発進加速性能も向上します。
足回りで特徴的なのが、後輪操舵システム「リア・アクスルステアリング」の採用です。
約100km/h以下の走行で後輪を前輪と逆方向に最大約2.5度曲げるため、より小回りがきくようになる一方、約100km/hを超えると、前輪と同じ方向へ最大約0.7度曲げて、高速域での走行安定性を高める効果を得ます。
また、スイッチひとつでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えられる「ダイナミック セレクト」にはオフロードモードを設定し、悪路での走破性能も高めたほか、オフロードに関連する運転機能を表示する「オフロードスクリーン」も装備しています。
先進運転支援システムは、メルセデスのフラッグシップモデル「Sクラス」に搭載される「インテリジェントドライブ」に準じており、自転車・歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援機能、緊急回避補助システムを採用しました。
また「AR(拡張現実)ナビゲーション」を標準設定し、ナビゲーション画面と実際の景色を重ねることで直感的に進路を理解できるといいます。さらに、オフロードモードではボンネットが透けて見えるようなフロントガラス表示を採用し、手前の障害物を確認しやすくします。
新型「GLC 43 4MATIC(BSG搭載モデル)」の価格(消費税込)は1170万円に設定され、右ハンドル車のみとなっています。
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