“次期型エルグランド顔”採用!? 日産新型「大型バン」世界初公開! 斬新グリル&ライトがカッコイイ「インタースター」は未来の「高級ミニバン」指し示すのか
2010年の現行型デビューから14年目に突入した日産の高級ミニバン「エルグランド」に対し、新型登場の様々な噂が飛び交っています。そんななかで欧州の日産が発表した新型バンに、次期モデルのヒントを見ることができそうです。
ワイド感強調したタフデザインは次期「エルグランド」の姿か!?
日産の高級ミニバン「エルグランド」は、2010年の現行型デビューから14年目に突入し、新型登場の期待が高まっています。
そんななか2024年2月7日、日産の欧州法人は新型「インタースター」を発表しましたが、堂々とした内外装デザインは「次期エルグランド」の姿を想起させるものでした。
インタースターは、日産が欧州を中心に展開する大型サイズの商用および乗用モデルで、アライアンスを組むルノーが製造する「マスター」をベースに開発されました。
全長5mを大きく超える大型モデルで、前輪駆動モデルのほか後輪駆動モデルもあり、ボディタイプも複数のサイズが設定される商用バンから乗用ミニバン、トラックまで、用途に応じた多彩な仕様が用意される点が大きな特徴です。
初代モデルは2000年開催の東京モーターショーに参考出品され、一部で試験運行が行われたほか、EVモデル(NV400)が救急車として導入された例もありましたが、現在まで国内への正規導入はされていません。
2月に発表された新型は、最高航続距離460km以上をマークする大容量87kWhバッテリー搭載モデルをはじめとするBEVモデル「インタースターe」を新設定します。
またディーゼルモデルは高トルク対応の9速ATと組み合わされ、クラストップの低燃費を実現させました。
そんな新型インタースターに対し、SNSなどでは「“次期型エルグランド”を予想する上で重要な指標となるのでは」と新たな噂になっています。
ここで注目したいのは内外装のデザインです。
新型インタースターの外観は、日産の最新フロントデザイン「デジタル Vモーション」を採用した点が目をひきます。
ヘッドライトユニットとグリル両サイド部をデイタイムランニングライトで取り囲み、ワイド感をさらに強調する堂々としたデザインが斬新な印象です。
スクエアな形状と共に、グリル中央部に配された「INTERSTAR」の車名表示でタフさを強調しています。
商用モデルだけに派手なメッキパーツの使用は少なめですが、装飾を加えることで高級ミニバンとしても成立する迫力と存在感を持ったデザインといえます。
一方で内装は、ドライバーを囲むようにレイアウトされたインパネデザインが特徴です。
大型の液晶メーターやセンターディスプレイ、空調操作パネルが機能的に配され、実用性の高さと先進性を感じさせます。
こちらも他の最新日産車との共通性が感じられる形状で、次期エルグランドにも同様の意匠採用が期待されるところです。
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日産は、2023年10月25日から11月5日に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でBEVコンセプトモデル「ニッサン ハイパーツアラー」を初公開しました。
高いエネルギー密度を誇る全固体電池を床下に搭載して低床化を実現し、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE(イーフォース)」と組み合わせたほか、完全自動運転技術を搭載するなど、近未来のテクノロジーを紹介するモデルです。
一方で次世代高級ミニバンの姿を示唆するデザインであることから、現行型の経年とあわせ「次期エルグランドでは」とのウワサもSNSなどで広く伝えられています。
ニッサン ハイパーツアラーの高度な技術が実現するのはまだかなり先となりそうですが、一方で現行型エルグランドには、もうモデルチェンジまでの猶予はほとんどないといっても良い状況にあります。
新型インタースターの要素とともに、これらのデザインを反映したモデルが思いのほか早く登場する可能性があるかもしれず、今後の動向がますます注目されます。
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