日産、謎の「ブルーバードワゴン!?」実車展示! 丸目4灯のレトロ顔に注目! 京都校手掛ける「SETO」とは

日産京都自動車大学校 |は大阪オートメッセ2024に「SETO」を展示しました。

東京オートサロンに続き、大阪オートメッセでも展示された「SETO」

 昨今、日産「キューブ」が注目されています。
 
 日産自体が中古車のキューブをリフレッシュして限定販売することに加えて、日産校が手掛けたブルーバード顔のキューブも話題となっています。

これが「ブルーバードワゴン」 謎のSETOとは?
これが「ブルーバードワゴン」 謎のSETOとは?

 日産は全国に自動車整備専門学校として栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校を展開しています。

 各校では充実した最新設備と最新車両を教材を使い、国家一級整備士・国家二級整備士・国家車体整備士などを目指す学生が在籍しています。

 そのなかで京都校には唯一のカスタマイズ科があり、ここ数年では東京オートサロンや大阪オートメッセに向けて学生達がカスタムカーを製作しています。

 東京オートサロン2024や大阪オートメッセ2024で京都校はキューブ(Z12型)をベースにした「SETO」を展示しました。

 SETOは、フランス語で「7」を意味し、制作に携わった学生がカスタマイズ科7期生ということに由来しています。

 そんなSETOの見た目は、随所に日産「ブルーバード(410型後期)」を感じられます。

 実はこのモデルは、キューブをベースとしてフロント・リア、サイドのキャラクターライン部分などにブルーバードの部品を組み合わせたモデルです。

 SETOのコンセプトは、元々個性的なキューブを元に「Z世代の間で流行しているレトロ感を出すこと]
だと良います。

 インテリアも木目の質感を活かしつつ、ハンドルを味のあるMOMO製ウッドハンドルに交換してさらにレトロに仕上げています。

 細かな部分のこだわりについて、学生は次のように話します。

「ブルーバードのテールランプは、本来縦向きについています。

 しかし今回のSETOでは、キューブのテールライトデザインを考慮し、横向きに配置しました。

 また、バックドアのハンドルにもブルーバードのレトロなものを流用しています。

 実際にハンドルとして使えるのも特徴です」

大阪オートメッセ2024に展示された「SETO」
大阪オートメッセ2024に展示された「SETO」

※ ※ ※

 また東京オートサロンに続き大阪オートメッセで展示されましたが、新たにルーフキャリアが装着されました。

 学生によれば「オートサロンにベースキャリアが間に合わなかった」ことが理由だと言います。

 また両イベントでの反響について学生は「反響としては『こういうクルマ欲しいなー』っていう声はもちろんありました。他には『キューブに付けられるブルーバードキットみたいなものを作って欲しい』っていう声は多かったです」と語ります。

 さらには学生は「フェンダー部分だけブルーバードの鉄板を切ってきて溶接していますが、お客さんからは『勿体ない』という声をいくつかいただきました。しかし、ブルーバードはかなり状態が悪かったもの個体を使っています」と言います。

 このように様々な特徴を持つSETOですが、製作した学生たちは今春卒業です。

 思い残す部分については「ミラーですね。キューブの純正ミラーついてるんですけど、これもブルーバードの物をつけたいなと思っていました。そこだけちょっと思い残すところです」と語っていました。

【画像】「えっ…!」これが「新ブルーバードワゴン」です。画像を見る!(50枚以上)

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