圏央道直結の「茂原一宮道路」3月に延伸! 外房目指す無料BP、“サーフィンの聖地”も便利に!
圏央道から外房を目指す茂原一宮道路が、2024年3月に延伸します。
圏央道の茂原長南ICに接続
千葉県は2024年2月9日、建設を進めている茂原一宮道路の一部区間が、3月24日15時に開通すると発表しました。

茂原一宮道路は、千葉県の長南町から茂原市などを通り、外房の一宮町までを東西に結ぶ計画の路線です。国道409号バイパスに指定されており、「長生グリーンライン」という愛称が付いています。また、一宮町の南のいすみ市へと至る地域高規格道路「茂原・一宮・大原道路」を構成します。
並行する現道(国道409号・128号)の混雑を緩和するとともに、圏央道の茂原長南ICと接続し、首都圏と外房地域の連携を強化する役割を担います。現在は全長12.2kmのうち、現在は茂原長南ICと接続する2.2kmのみが開通しています。
今回開通するのは、現在の終点の長南町坂本から茂原市台田(県道27号茂原大多喜線)までの2.5kmです。
事業費は約173億円。道路は幅員9.5m、車道2車線、設計速度60km/hで整備されます。
なお、残りの区間も事業化されています。一宮町まで開通すると、茂原長南ICから釣ヶ崎海岸(一宮町)までの所要時間は、現在の半分ほどの約22分に短縮するといいます。
九十九里浜の南端に位置する釣ヶ崎海岸は“サーフィンの聖地”として知られており、2013年の圏央道開通後は訪問客が増加傾向といいます。2021年の東京五輪ではサーフィンの競技会場にもなりました。県は道路整備によりアクセス性が向上し、観光振興にも寄与すると見込みます。
ちなみに茂原一宮道路は一宮町が終点ですが、茂原・一宮・大原道路としてはその先のいすみ市まで延びる計画があります。
そしてさらにその先も、鴨川市まで「鴨川・大原道路」、館山市まで「館山・鴨川道路」が、それぞれ高規格道路の計画として存在しており、沿線の各自治体などはこれらの計画の早期実現に向けた取り組みを進めています。
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