スバル「フォレスター」極寒&雪でも安心感スゴい! 悪路で頼れる本格SUVの実力は?
雪に強い装備や機能も充実したフォレスター
フォレスターが雪に強い理由は、走行性能だけではありません。大きなフロントガラスは良好な視界を確保するのに役立ちますし、4枚のドアはサイドシルの下部まで覆うタイプなので、雪や泥で汚れたボディを気にせず乗り降りすることができます。
また、シートヒーターやステアリングヒーターがすぐに温まってくれるのも、極寒の地ではうれしい機能でした。
雪国で支持されるフォレスターですが、雪が降らないエリアのユーザーからも愛用されており、都市部近郊のスキー場の駐車場で見かける機会が多い車種のひとつです。
大容量の荷室を備えており、たくさんのアウトドアギアを積載することが可能ですが、車上にルーフボックスやルーフキャリアを載せることもあるでしょう。
フォレスターは全高1715-1730mmと背が高く、ルーフに載せたキャリア類に手が届きにくいのですが、リアシート横にステップが設置されており、そこに足を掛けてのぼれば容易にアクセスすることが可能。
しかも、ステップの面積が大きく、滑り止めも設けられていることからスノーブーツなどを履いていても安全に足を掛けることができ、そういった細かな配慮もウインタースポーツやアウトドア愛好家に重宝される理由だといえます。
また、他メーカーのモデルでは「寒冷地仕様」がオプション設定となるモデルも多いなか、スバル車の多くは標準装備となっています。
フォレスターでは、ワイパーブレードの凍結や雪が付着するのを防ぐ「ワイパーデアイサー」や、ヘッドライトに付いた雪や汚れを除去する「ヘッドライトウォッシャー」、視界不良時に後続車からの視認性を高める「リアフォグランプ」、寒さに強い「大容量バッテリー」などが備わり、雪道での安心感を高める装備を完備しているのも心強いところ。
さらにスバルの先進安全機能「アイサイト」は全車標準装着となっており、フォレスターならどのような状況でも安心して走行できると体感することができました。
※ ※ ※
6代目となる新型フォレスターが2024年春に米国で発売される予定ですが、国内で登場するのは少し先のことになるようです。
2023年11月に新型フォレスターが世界初公開された際、ストロングハイブリッド車も設定されることが明らかになったものの、もし日本でもストロングハイブリッド車が投入されるのであれば、燃費向上が期待できる一方、車両価格もアップすることが予想されます。
一方で、現行フォレスターは、高い走行性能や安全性と充実した装備を併せ持っていながら、価格は306万9000円からを実現。本格的な悪路走行が可能なミドルサイズSUVとして、コストパフォーマンスの高いモデルとなっています。
デザインが一新された新型フォレスターも魅力的ですが、成熟しきった現行モデルを今買うというのも、良い選択だといえるのではないでしょうか。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。