スズキ「ジムニー“6ドア”」初公開!? 目がバグる「超ワイドボディ仕様」! 2.5リッター V6エンジン搭載の「“2倍”ジムニー」とは
見た目は「ジムニー」だけど中身は別のクルマ!?
そして「よく考えてある!」と感心したのが、フロントの造形です。
17年間生産された2代目ジムニーには膨大なバリエーションがありますが、いわゆる第4期モデルから表情が大きく変わっています。
ジムニーJ1では、第4期モデルのグリルと灯火類を、まるごと車体幅の拡幅で生まれた空間にビルトイン。ハマーH1的なイメージを獲得しています。
リアにもこだわりがあり、こちらもジムニーの横開きドアを2台分活用して観音開きを実現。
幅を広げた純正バンパーも目を引きます。
345/25/2R20という、大径・ワイドなタイヤとホイールが潜んでいますが、それすらも見えないほどに着地していますが、この驚異的な低さは、エアフォースジャパン製の「スーパーパフォーマンスキット」によるもの。走行時には8cmほど上昇するとのことです。
さらに驚きなのが、見た目は完全にジムニーなのに、シャーシはジムニーの兄貴分であるミドルSUVのスズキ「エスクード」から流用しているという点。
そのため、エンジンもエスクード用の2.5リッター V型6気筒を搭載しています。
ホロ張りのためルーフは開口していますが、穴が開けられた補強フレームが何本か走っており、しかもそれを利用してサイクルキャリアを設置するなど、細かなところにも機能性とアイデアの両立が見られました。
※ ※ ※
工業製品であり、乗る人の命をあずかる市販車を開発するためには、守るべき規制や制約条件がたくさんあります。
だからこそ、それらを無視して「こんなクルマを作りたい!」という熱い情熱をビシビシ感じるクルマに、人の心は動かされ、感動するのかもしれません。
ジムニーJ1を見ていた人の嬉しそうな笑顔が、それを証明していたと思います。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。