「えっ…!」高速道のSA・PA駐車枠「有料化」か さらに「立体駐車場」検討も! 短時間利用促進で「枠不足」解消なるか
高速道路のSAやPAの利用について、一定時間以上駐車する場合には駐車スペースを有料化する方針を検討しています。
なぜ高速道のSA・PA駐車枠「有料化」を検討?
高速道路各社は高速道路のSAやPAの利用について、一定時間以上駐車する場合には駐車スペースを有料化する方針を検討しています。
では、この方針に関しては一体どのような背景があるのでしょうか。
最近は、インターネット上で商品を購入できるEC市場の拡大により宅配便が増加しているほか、輸送の頻度が高まっていることもあり、大型車による物流が盛んにおこなわれています。
消費者にとっては素早く商品が手元に届けられるため非常に便利である一方、こうした物流の増加により、高速道路のSAやPAにおいて大型車をはじめとする駐車スペースの不足が指摘されるようになりました。
高速道路各社や有識者らで構成される「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する検討会」が公表した資料によるとSA・PAは全国で852箇所整備されていますが、そのうち大型車に関しては平日約5割から7割、休日約1割から2割の箇所で駐車枠が不足しています。
この背景にはSAやPAで長時間駐車をする車両が多く、他の車両が駐車できない状況があるとみられます。
特に大型車についてはドライバーがSA・PAで休憩や仮眠をとったり、通行料の深夜割引を受けるために待機して時間調整をしたりすることなどが原因で駐車が長時間化する傾向にあります。
加えて、大型車の長時間駐車は17時から19時頃に増加し始め、翌朝6時から8時頃に減少しており、深夜の時間帯に集中することも明らかになっています。
この長時間駐車による駐車枠の不足に対しては、これまで駐車場のレイアウトを変更して大型車の駐車枠を拡充したほか、ポスターやホームページで適正な利用を呼びかける、駐車場を事前に予約するシステムの社会実験をおこなうといった対策がとられてきました。
そして2023年12月26日、高速道路各社や有識者らの検討会はさらなる駐車対策として、SA・PAの敷地拡張や一定時間以上の駐車場利用を有料化する方針などを示しています。
具体的には、SAやPAの園地の部分を大型車用の駐車枠として活用したり、SA・PAを新しく建設したりすることが検討されています。
また駐車枠を確保するための取組みとして、立体駐車場を建設することも考えられています。
さらに将来的には、混雑しているSAやPAを対象として、一定時間以上の利用をすべて有料化する方針です。
この有料化に向けては、すでに2023年秋から全国11箇所のSAにおいて「短時間限定駐車マス」を使った実証実験が開始されています。
短時間限定駐車マスとは、大型車駐車枠の一部を60分以内の駐車枠にすることで駐車の回転率を上げ、より多くの大型車ドライバーが休憩する時間を確保できるように作られたものです。
この実験では、駐車できなかった車両の台数や大型車の滞在時間、施設の利用状況などを細かく検証し、2024年度以降、実験結果を踏まえて短時間限定駐車マスの拡大を検討します。
その後、短時間限定駐車マスの効果が少ない、つまり長時間駐車が多く回転率が低いSAやPAから先行して有料駐車枠を導入する予定です。
このように駐車枠の有料化が検討されていることに関してはSNS上で「高速道路の通行料に加えて、さらにお金を払わないといけなくなるの?」という不安の声がある一方、「有料化で駐車場の回転率が上がれば休憩できるドライバーが増えて良いのでは」といった肯定的な意見も聞かれました。
検討会が公表した資料では、有料の駐車マスについて「一定時間以上の利用を有料化、短時間の利用は無料」と説明しています。
ちょっとした休憩や買い物などの利用であれば、高速道路利用者への影響はさほど大きくないといえるでしょう。
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物流の増加にともない、多くのSAやPAで駐車スペースが不足しています。
この問題に対しては駐車場所の拡充やあらゆる実証実験がおこなわれており、今後もその動向が注目されます。
トラック運転手のために、ここまでやる必要はない。
料金所が安くなる時間帯を狙って路側帯やPAの駐車場で停めたり、黄色い液体の入ったペットボトルや食べたゴミをポイ捨てするようなモラルの低い奴らなんだから。
じゃあどうすればいいか説明して欲しいですね。
自動車税の一般財源化を廃止して財源を利用し高速道路を降りた場所に土地の所有に関わる全ての税金の掛からない特別区を作り運送業専用駐車場を作れば良い