雪道は得意!? スバル初の「都会派SUV」で悪路走行できるのか? 新型「レイバック」の実力を大胆予想
都会派SUVで雪道を走れる?
今回、雪道での長距離走行をしたレガシィアウトバック(リミテッドEX)は、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)など、レヴォーグおよびレイバックとの共通性があります。
ボディサイズは全長4870mm×全幅1875mmx全高1675mm、最低地上高は213mmと、新型レイバックよりひとまわり大きい、国内でのスバル最上級モデルです。
パワーユニットは、1.8リッター直噴ターボDIT(CB18型)とリニアトロニックCVTを組み合わせており、これは新型レイバックも同じです。
車両重量はレガシィアウトバック(リミテッドEX)が1690kgと、新型レイバックより90kg重く、ファイナルギア比は4.111と新型レイバックの3.900より若干高めの設定となっています。
レガシィアウトバックは、ガッシリとしながらも柔軟性があるマイルドな乗り心地と走り味に感じます。
今回はスタッドレスタイヤに「ヨコハマ アイスガード7」を装着。レガシィアウトバック本来の走りとの相性はとても良く、雪道での長距離ドライブも苦になりませんでした。
同じタイヤを新型レイバックに装着したとすると、ドライバーはスタッドレスタイヤと夏タイヤ、またはスタッドレスタイヤとの差をあまり意識せずに雪道走行をできるでしょう。
なぜそう思うかといえば、前述のように新型レイバックが舗装路面で極めて柔軟でバランス良いスムーズな走りを見せたからです。
こうした運動特性が、スタッドレスタイヤの柔軟な動き全体を包み込むような感覚をドライバーは持つはずです。
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歴代スバルNo1の「しなやかな走り」と称賛されることが少なくない、新型レイバックは、都会派SUVという商品イメージが先行していますが、スノーレジャーから降雪地帯の生活の足としても実用性が高く、その人気が高まることが十分に予想されます。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。
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