なぜド派手に「赤くピカッ!」と光る? 取り締まり時に強烈アピールの理由とは
速度違反の取り締まり方法として通称オービスが存在しますが、なぜあえて強烈な赤い光を発光するのでしょうか。
オービスが赤く光るワケ
速度違反を取り締まる固定式オービスは、スピード超過のクルマを撮影するときにパッと赤い光が放たれます。
そのように赤く光るのには、何か理由があるのでしょうか。
速度違反を道路上で自動的に取り締まる機器が通称「オービス」と呼ばれるものです。
オービスは、法定速度を越えるクルマが通ったときに作動し、電子カメラでドライバーの顔やクルマのナンバープレートを撮影し記録します。
走行中になにかが光ったと感じたら、それはオービスが反応していたのかもしれません。
また、オービスは固定式と移動式の2タイプが存在します。
これに対して、オービスを感知するレーダー探知機をクルマに搭載したり、よく走る道のどこにオービスがあるか覚えたりするドライバーもいます。
しかし、移動式オービスの場合は、どこにでもフレシキブルに設置できることから、より効果的に速度違反を取り締まることができるようです。
ドライバーからすると、オービスに撮影されるときは赤いフラッシュ閃光が放たれることと多いと言い、移動式では白く光ることもあります。
SNS上では「赤く光らせた…しまった」「赤い光が眩しすぎる」といった声も挙げられています。実際に目の前が真っ赤になるほど強い光のようです。
なお、オービスの作動条件や仕様については、取り締まりに関する理由のため。メーカーなどからの正確な情報もありません。
しかし、撮影時にあえて赤い色の光を出すということは、たんなる照明ではないということはわかります。
加えて、選ばれているのは黄色や青ではなく、明らかに警告的な赤ということもあり、理由がありそうです。
その考えられる可能性について、オービスガイドを運営している大須賀さんは、次のように話します。
「メーカーも警察も赤く光る理由を発表していないので、正確な理由はわかりませんが、運転手に違反を認識させる為に、他の色と区別しやすく記憶に残る赤色にしたと言われています。
それ以外にも青色や緑色などの波長の短い光りは、暗い光を感じとる眼の細胞の働きを阻害し運転に支障をきたす可能性があるためだという説もあります。
また、赤色のライトは目に優しいという理由で天体観測を行う人などにも利用されていますので、そう言った意味合いもあるかもしれません」
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一般的に人間の目に見える光は、虹の7色と言われています。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と分かれていますが、最も波長が長いのは赤で、紫に近づくにつれて波長は短くなります。
光は、波長が長いほどチリや水の粒などに邪魔されることなく遠くまで届きます。つまり、赤はいちばん遠くまで届く色です。
この色の性質を利用して、オービスは撮影時にわざわざ赤い光を発することで、スピード超過したドライバーにその事実を伝えようとしているようです。
さらに、国土交通省では、オービスは速度の低減を求めるための装置と認識しているようです。
このことからも、赤い光はドライバーに速度違反を自覚させるためだということも予想できます。
旧型は白黒撮影だから赤だという記事だが、赤外線撮影だから赤く見えるフラッシュと言うことですよね?!((もちろん違反通告の意味も有り)相変わらず取材が足りませんね。または、わざとボカシて居る?)