トヨタ新型「クラウンマジェスタ」登場! 海外でブランド再興か!? 日本でも復活が望まれる「マジェスタ」実質的な“後継モデル”とは

マジェスタの実質的な「後継モデル」は?

 こうして「クラウンの最高峰」として登場したクラウンマジェスタは、「いつかはクラウン」のフレーズとともに成長してきたミドル、ハイミドル世代の心を掴み、一躍人気車種の仲間入りを果たします。

最後の「クラウンマジェスタ」となった6代目モデル
最後の「クラウンマジェスタ」となった6代目モデル

 1995年に登場した2代目クラウンマジェスタは、直線的なデザインに路線を変更。そのためか、大きさはほぼ同じながら初代よりさらに大きく見えるワイドなボディが特徴でした。

 また、後にクラウンマジェスタの伝統となる「縦型テールランプ」を採用したのはこの2代目が最初です。

 その後、1999年に3代目が登場。2代目まではハードトップ(センターピラーがないボディ構造)でしたが、3代目からはセンターピラーを有したセダンタイプへと変化します。

 さらに2004年に発売した4代目では、グリルに装着されていた伝統の「王冠マーク」が「トヨタマーク」に変わり、大きな議論を巻き起こします。

 これはセルシオがレクサスブランドに移行し、クラウンマジェスタが“トヨタの最上級セダン”という大役を務めることになったためとも言われていました。

 そして2009年に5代目、2013年に6代目が発売と、クラウンマジェスタのブランドは受け継がれていきます。

 しかし6代目では、クラウンマジェスタという独立車種ではなく、専用ボディも廃止され、さらにV型8気筒エンジンの搭載も無く、クラウンという車種の1モデルに収まるという大変更を実施。

 その後、日本市場でのセダン人気の低下を受け、クラウンマジェスタはこの世代をもって2018年に販売終了となりました。

※ ※ ※

 2023年現在、日本国内でクラウンシリーズは「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」「クラウンエステート」そして「クラウンセダン」の4車種で構成されています(クラウンエステートは2024年発売予定)

 クラウンマジェスタを名乗るモデルが復活するという話はありませんが、2023年11月に発売された新型クラウンセダンは、クラウンシリーズ唯一のセダンボディを持ち、全長は5030mmと大型の上級モデルです。

 時勢的な要因から、V型8気筒エンジンや縦型テールランプは採用されていませんが、同車はクラウンマジェスタの実質的な後継車といえるかもしれません。

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3件のコメント

  1. 輸入車が好きというより国産車に魅力がないだけ、残念。

  2. +100万円(位)の「マジェスタ(エディション的な?)」各モデルにあてがって良い気もする。

  3. 出すにしても直4はヤメてね

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