ホンダ「爆速スポーツモデル」どうなる? エンジン音サイコー! 電動化進める中で「タイプR」の存在意義とは

電動化を積極的に推進するホンダにおいて、ガソリンエンジンを搭載したハイパフォーマンスカーである「シビック タイプR」は異色の存在です。なぜ、シビック タイプRはいまでも存続しているのでしょうか。

ホンダに刻まれたDNAを体現する「タイプR」

 ホンダは2040年までにすべての新車をBEVもしくはFCEVにすることを宣言しているなど、電動化にもっとも積極的な自動車メーカーのひとつです。

 その一方で、現在のホンダのラインナップを見ると、ガソリンエンジンを搭載したハイパフォーマンスカーの姿を見つけることができます。

ホンダ「シビックタイプR」は今後どうなる?
ホンダ「シビックタイプR」は今後どうなる?

 それが「シビック タイプR」です。

 なぜ、電動を推進するホンダのなかで、シビック タイプRのような “トガった”クルマがラインナップに残り続けるのでしょうか。

 ホンダがはじめて「タイプR」の名を冠したクルマを登場させたのは1992年のことでした。

 当時、ホンダのフラッグシップスポーツカーとして君臨していた「NSX」の上級仕様としてNSX タイプRが登場したのち、1995年には「インテグラ」に、そして1997年にシビックの上級仕様に対して「タイプR」の名が冠されます。

 そこから現在にいたるまで、「タイプR」はホンダおよび多くのホンダファンにとって特別な響きを持つようになりました。

 「タイプR」の「R」は「Racing」の頭文字であるとされていますが、ホンダの歴史をひもとくと、レース、つまりモータースポーツとは切っても切れない関係にあることがわかります。

 ホンダの創業者である本田宗一郎氏は、日本のモータースポーツの黎明期である1936年に第1回全日本自動車スピード選手権大会に出場しているほか、戦後まもない時期から数多くの2輪レースに参戦しています。

 そして1964年、ホンダはF1世界選手権へと参戦します。

 無謀な挑戦と思われたなか、翌1965年には初の優勝を飾るなど、その活躍ぶりはいまでも受け継がれています。

 本田宗一郎氏は「レースをしなけりゃクルマは良くならん」と常々言っていたといいます。

 1962年に日本初の本格的なサーキットである鈴鹿サーキットを設立したのも、そうした想いからと言えるでしょう。

 つまり、レースで活躍するクルマをつくりそれを市販車にフィードバックするというのは、ホンダのDNAとも言えるわけです。

 そして、「タイプR」はそれを最も具現化したモデルであり、電動化を推進するホンダのなかにあってシビック タイプRが続く大きな理由のひとつと言えるでしょう。

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2件のコメント

  1. タイプRの名前を冠した電気自動車作っても売れないよ。

  2. いやコスパ良くないから

    ユーザーが求めてない、自社都合や業界制度都合をユーザーに転嫁しないでほしい。

    いらない電子制御は全て省いて5ナンバーに戻してほしい。
    デブッたタイプRを1t付近までダイエットさせてほしい。
    電子パーキングブレーキなんて誰が求めた?要らないものを付けて価格をあげないでほしい。しかも使い勝手が悪すぎる。サイド使いながら走れない。
    ナビ画面も何もかも要らない。
    もっと質素にシンプルに低重量で低価格なものが求められている。

    200万円台だったものがなぜ300%になってる?
    なぜまだEG6やEK9やDC2が人気だと思う?

    国民可処分所得はマイナスなのに、なぜ車はユーザーが求めてないものを、300%増やして売るのか、ホンマに売る気があるのか謎。
    日本はそもそもターゲットにないってことなんやろうね

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