次期「スカイライン」!? 日産の新型「スポーティセダン」公開! 斬新“ゴールド”&流麗デザインに込められた思いとは

日産の高級ブランド「インフィニティ」は、2023年10月に世界初公開したコンセプトモデル「ヴィジョンQe」のデザインに込めた思いについて明らかにしました。

競技用ヨットにインスパイアされた流麗デザイン

 2023年12月12日、日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」は、コンセプトモデル「ヴィジョンQe」の開発秘話を、デザインチームのコメントを交えて公開しました。

日産の高級ブランド「インフィニティ」のコンセプトモデル「ヴィジョンQe」は「スカイライン」後継モデルの未来像か!?
日産の高級ブランド「インフィニティ」のコンセプトモデル「ヴィジョンQe」は「スカイライン」後継モデルの未来像か!?

 ヴィジョンQeは同ブランド初のBEV(バッテリー式電気自動車)として10月24日に発表されたコンセプトモデル。

 ダイナミックでスピード感あふれるスタイリングは、原動機を用いない競技用ヨットからインスピレーションを受けたものです。

 世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」に参戦するヨットは最先端のテクノロジーが駆使され、停留中でも視覚的にスピード感があり、海面から浮かぶように帆走します。

「このスピード感と飛翔感をヴィジョンQeで再現したいと考えました」(デザインマネージャーのコムロ・ヒデオ氏)

 デザインチームは野生動物保護区を訪れ、ワシを研究したと言います。

「ヴィジョンQeのプロファイルを構想する際、獲物に向かって飛び込むワシの形状を検討しました。抵抗を軽減し、速度を最大化するために翼を後ろに押し込んだ状態です」(デザインディレクターのサトウ・ダイ氏)。

 著名な彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシの代表作「空間の鳥」(1932年)も参考にしたと述べています。

 ボディカラーは特注のシャドーブルーペイントです。

 限りなく黒に近い青系のベースカラーにゴールドの特殊なフレークを混ぜることで「近くで見ると、まるで宇宙のような神秘性を生み出しました」(副マネージャーのマツモト・グンダ氏)。

 フロントのグラフィックは、物理的なラジエターグリルではなく、輪郭をLEDで光らせたものです。

「スタンバイモードではゴールドのイルミネーションが温かみのある居心地の良い雰囲気を演出します。

 スタートボタンを押すとフロント側が白に、バック側は赤に切り替わります。デジタルピアノの”光る鍵盤”をイメージしました」(エクステリアデザイナーのイノ・マサノブ氏)

 プロセスにも新たな試みを取り入れました。

 エクステリアの造形は、序盤に手仕事でクレイモデルをつくることが一般的ですが、ヴィジョンQeはそれをやらず、3Dプリンターを活用し、50cm程度のラピッドプロトタイプモデルを作成。

 これにより早い段階でチーム全員がコンセプトを明確に把握できたと述べています。

※ ※ ※

 ヴィジョンQeは、ファストバックスタイルを持つセダン車で、インフィニティのEVデザインの今後を指し示すモノとして発表されました。

 現在、インフィニティのセダンモデルとしては「Q50」(日本名:日産「スカイライン」)が販売されていますが、ヴィジョンQeはこの後継車としても、大いに注目されるところです。

【画像】めちゃカッコいい! 日産の新型「高級セダン」を画像で見る(30枚以上)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

3件のコメント

  1. フロントグリルのデザインが尻みたいでちょっとなぁ?
    リアはアイオニック6のピクセルを無くした感じ。でも全体的にカッコイイし走ってたらそこそこ目立つだろうな。

  2. 美しい
    さすがインフィニティ、毎回驚かされます
    特にベルトラインの切り方とボリュームの置き方、そしてなによりリアのデザインがシンプルなのに新しくて秀逸
    フロントは個人的にはBMWを悪化させたイマイチな印象ですが、全体的に新しい提案が多くてさすがだなと思いました

  3. このまま発売してください

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー