「ウインカー」はいつ出すのが「正解」!? 謎の「ギリギリ点灯」が重大事故の原因にも! 注意したい方向指示器の正しい使い方とは

「このクルマは曲がります」のアピールで思わぬリスク低減の効果も

 右左折時に関しても、同様の事例が見られます。

 右左折車両がウインカーを点灯させないことで、交差点を渡ろうとする歩行者が「あのクルマ、曲がらないのか」と思い、クルマが向かってくることに注意が向かないことも考えられます。

交通事故の発生率が高い「交差点」において、事前に「ウインカー」を点灯させ、周囲の交通に自車の動きをアピールすることは非常に重要です[画像はイメージです]
交通事故の発生率が高い「交差点」において、事前に「ウインカー」を点灯させ、周囲の交通に自車の動きをアピールすることは非常に重要です[画像はイメージです]

 曲がる地点の30m手前というと、車間も含めればおおよそクルマ3台から4台分ほど。

 随分手前だなあと感じた人は、今日から考え方を改める必要があります。

 赤信号で停車中であっても、ウインカーを点灯させ周囲に「このクルマは曲がります」と知らせることが重要となります。

 また、交差点を青信号で通行していく際も、ウインカーを点灯させて「曲がる」という合図をし、そのあとにブレーキで減速することが必要です。

 前方のクルマが突然ブレーキを踏み、曲がりながらようやくウインカーを点灯するようであれば、後続車も驚きます。

 もちろん後続車のほうも車間距離を十分に保ちながら走ることが大事ですが、とはいえ先行車が曲がるのか曲がらないのかで、後続車のドライバーの対応が違ってくることも考えられます。

 万が一のリスクを避ける意味でも、ウインカーによって自車の動きを周囲に示すことは重要なことといえます。

※ ※ ※

 ウインカーを出すことなく車線変更や右左折をすると「合図不履行違反」となり、反則金6000円(普通車)、違反点数1点が科されます。

 ウインカーは、周囲を交通している人に知らせるために点灯させるものです。

 周囲に自身のこの先の進路を知らせることで、周囲は予測でき、事故となることを防ぐことができます。

 ウインカーを点灯させることを「カッコ悪い」と思う人は、その発想自体とてもカッコ悪いことだと早く気付くべき。

 何よりも「安全」を優先した「カッコイイ運転」をしてほしいものです。

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Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎

お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」

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