日本で「5ドア ジムニー」実車展示!? 斬新な「ゴツい仕様」が話題…! 世界初の「5ドア化」とはなんだった?
自動車専門学校「日本自動車大学校」(NATS)は20年以上「東京オートサロン」に出展しています。その中で過去にスズキより先に「ジムニー5ドア」を世界初公開しました。どういう経緯だったのでしょうか。
日本で「ジムニー5ドア」実車展示していた…! どういうこと?
2023年1月にインドで世界初公開されたスズキ「ジムニー5ドア」。その後、各国で順次発売されていますが、日本導入のアナウンスはありません。
そんな中、世界初公開の1年前にジムニー5ドアが実車展示されていました。
ジムニーは2018年に現行モデルが登場しました。
歴代ジムニーの特徴でもる走行性能はそのままに、原点回帰したようなスクエアなデザインに丸目ヘッドライトを採用しています。
見た目はスクエアなボディにクラシカルな雰囲気をもたせたことで、それまでのジムニーファン以外となる若年層やも女性層からの人気も高まりました。
その影響もあり、日本では長納期化となり、現在でも「1年待ち」に近い状態だと言います。
一方でかねてから「ジムニー5ドアが登場する」という噂は絶えませんでした。
そして前述の2023年1月にインドで開催された「オートエキスポ2023」でジムニー5ドアが世界初公開されたのです。
ボディサイズは全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm。リヤドアを設けた新規の5ドア仕様となり、後席には専用のリヤシートや内装を採用していることが特徴です。
パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンに4速AT/5速MTが用意されています。
なおジムニー5ドアは、2023年12月現在、アフリカ、中南米などでも発売され始めている状況です。
一方の日本では、世界初公開時にリリース発表はあったもののその後の続報はない状態で、同年10月に開催された「ジャパンモビリティショー」でも実車展示はありませんでした。
しかしながら、ジムニー5ドアとしては世界初公開される1年前の2022年1月に開催された「東京オートサロン2022」ですでに実車展示が行われていたのです。
それは千葉県にある自動車専門学校「日本自動車大学校」(NATS)の学生達が制作したのが「NATS JIMNY kimun kamy」で、同校教員のジムニーシエラ(2019年式)をベースに5ドア化されたモデル。
NATSの担当者はNATS JIMNY kimun kamyについて「学生とオーナーである教員自らがフレーム&ボディをカットし、世界初の5ドア化ジムニーを製作しました」と説明しています。
5ドア化にあたりボディを400mm延長し、6インチのリフトアップを実施。さらに外装パーツにはライトバーやオリジナルアウターロールケージを装着するなどこだわりのカスタマイズが施されています。
足元は、17インチホイールとオフロードタイヤを履かせることでオフロード性を向上させており、オーナーとなる教員の要望によりアウトドアも楽しめる仕様として、カーサイドタープテントや、クロウズネスト・ルーフトップテントも装着されるなど「どこでもキャンプができる仕様」となりました。
また東京オートサロン2022で展示された後にはナンバープレートを取得しています。
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このように個性的なカスタムカーを製作するNATS。東京オートサロン2024に向けても「新たなジムニー」など様々なモデルをお披露目する予定だと言います。
また今後、インドで世界初公開された正式な5ドアが日本で見られる機会があるのかも、注目せずにはいられません。
ロール「ケージ」な。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。