6速MT搭載! 超レトロ顔「新型4ドアスポーツカー」“再”登場! 丸目4灯「旧車デザイン」で大反響の光岡「M55」 富山で披露
ミツオカの新型「M55 コンセプト」の実車が、2024年1月12日から28日まで、ミツオカ富山ショールームで展示されます。
反響を呼んだ「M55」が再度登場
光岡自動車(ミツオカ)は2023年11月16日、新型「M55コンセプト(エムダブルファイブ コンセプト/以下M55)」を発表しました。
ミツオカ麻布ショールーム(東京都港区)での実車初公開では多くの来場者があり、応援メッセージも寄せられるなど注目の存在ですが、2024年1月12日から28日まで、富山ショールーム(富山市)でも展示される予定です。
M55は、1968年創業のミツオカが55周年を迎えることを記念して製作されたコンセプトカーです。
ベース車はホンダのスポーティハッチバック「シビック」現行型のうち、1.5リッターターボの6速MT搭載モデルとなっています。
M55コンセプト登場の背景について、光岡自動車執行役員の渡部稔氏は以下のように説明します。
「ミツオカが創業55年であることから、ミツオカと同じ世代を歩んできたユーザー向けに、なにか特別なクルマを出そうかと考えていました。
1970年代は高度経済成長で日本も元気だった時代です。その時代に幼少期を過ごしてきた世代は、近所のお兄さんや親戚のおじさんが、いわゆる『GT系』のクルマに乗っていて、その姿がかっこ良く映ったものです。
そうした世代が大人になり、改めてこの年代のクルマに乗りたいという気持ちがあると思い、コンセプトが最初に思いつきました」
デザインは1970年代の高度経済成長期にヒットした「GTカー」をイメージしたもので、特定車種のオマージュではなく、当時のスポーツモデルを彷彿(ほうふつ)とさせるテイストです。
ボディ自体はマットブラックで、大胆なデザイン変更によりベース車の存在を感じさせない仕上がりとなっています。
フロントフェイスはボンネット先端が突出した逆スラント形状を持ち、先端部より一段奥まった位置に、きらびやかなメッキ加飾付きの丸目4灯ヘッドライトやハニカム形状のアッパーグリルが収められています。
サイドはシビックの面影を残すものの、ホワイトレター入りタイヤにブラックホイールを組み合わせるなど、1970年代に流行したアメリカの「マッスルカー」を想像させます。
リアもフロント同様大幅にイメージチェンジを果たしており、ダックテールスポイラーやウインドウルーバー、曲線的なテールランプなど、当時のスポーツモデルそのままのデザインです。
インテリアは、基本構成はシビックのままですが、ハトメ加工が施されたブルー地のシートが装着され、ハイパフォーマンスさを主張しています。
なお市販化については、その予定はないとしつつも、先出の渡部氏は以下のように説明します。
「市販してほしいというコメントも多く、こちらとしてもむしろ市販化したいと考えています。
しかし、ミツオカとしてはベース車が主要パーツと捉えており、新車の供給が十分でなければ提供ができません。その点がクリアできれば可能性はあります」
ミツオカの公式サイトではM55への応援メッセージを募集しており、麻布ショールームでの展示時は実際に寄せられたメッセージが数多く掲出されていました。
幅広い年代から関心が寄せているようで、「ミツオカと同年代」とする人のほか、現役大学生や20代、30代といった若年世代からの声援も集まっています。
特に「市販化を待っています」「是非販売してください」など市販化を求める声も多く集まっており、今後の展開にますます期待が高まります。
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