三菱「トライトン」まさかの復活! 海外専売じゃもったいない! 日本でも売ってほしい「ピックアップトラック」3選

三菱のピックアップトラック「トライトン」が国内で復活することが話題となっています。三菱以外の日本車メーカーも、海外ではピックアップトラックを販売しているのですが、日本で販売してほしいモデルにはどのようなものがあるのでしょうか。

三菱のピックアップトラックが国内再登場へ!

 三菱自動車は2023年7月26日、タイでピックアップトラック「トライトン」のモデルチェンジを発表しました。
 
 同発表会では代表執行役社長兼最高経営責任者の加藤隆雄氏が日本での販売にも言及し、国内のピックアップトラック・ファンたちを大いに喜ばせたのです。

2024年に日本で再販される三菱「トライトン」
2024年に日本で再販される三菱「トライトン」

 それというのも、トライトンは初代モデルこそ一時期日本へも導入されていましたが、2011年に販売を終了。2代目は未導入だったため、3代目となる新型の登場は12年ぶりに国内市場への復活となるからです。

 2024年初頭に発売予定のトライトンは、初代同様にタイで生産され日本へ輸入されるのですが、これは2023年12月現在、日本で正規販売されている唯一のピックアップトラックであるトヨタ「ハイラックス」と同じです。

 どうして両車とも日本ではなくタイで生産されているかというと、タイを含めたASEANがピックアップトラック販売の主戦場だから。日本ではあまり販売台数が望めないため、生産設備を新たに構築するより輸入したほうが効率も良いという事情がありそうです。

 同様に、海外で生産されている日本メーカーのピックアップトラックはほかにもあるのですが、そのなかなかから、ぜひとも日本に導入してほしいモデル3台紹介します。

●日産「フロンティア」

 1935年から2002年まで、10代67年と長きにわたり日本で生産・販売された「ダットサントラック」。「フロンティア」はそのラストモデルにあたる10代目の北米仕様に与えられた名称です。

2021年に登場した現行型はフロンティアとしては4代目のモデルで、国や地域によっては別の車名で販売されていることもあります。

 フロンティアのスタイリングは、日産が展開するデザイン・フィロソフィ「エモーショナル・ジオメトリー」にのっとり、力強さと洗練が絶妙にバランスされたもの。

「キャラバン」などにも採用される「インターロックグリル」が、日産車らしさをアピールします。

 全長はキングキャブ、クルーキャブ(ダブルキャブ)ともに5339mmで、クルーキャブのロングベッド(荷台)仕様のみ5692mm。全幅1854mm、全高1821mm~1839mmと、堂々たるビッグボディですが、北米ではミドルクラスにカテゴライズされます。

 パワートレインは、最高出力310馬力の直噴3.8リッターV型6気筒ガソリンエンジンと9速ATの組み合わせ。駆動方式は2WDと4WDが用意され、4WDには2WD/4HI/4LOモードを備えた電子制御のパートタイム式のシフトオンザフライ4WDシステムを搭載します。

 インテリアは無骨さとモダンの融合で、メーターには7インチの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」が備わります。また、グレードによっては8インチあるいは9インチのタッチスクリーンディスプレイが装備されます。

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