スズキ「ジムニー5ドア」いつ日本で出る? “丸目2灯”のタフ顔「小型クロカン」に熱視線! 次期ジムニーに期待する「3つのポイント」とは
ジムニーの燃費はあきらめるべき!? そんな時代からもう脱却したい!
ふたつめの期待は、燃費の改善です。660ccの直列3気筒エンジンを搭載するジムニー(軽)のカタログ燃費は、4速AT車が14.3 km/L、5速MT車は16.6km/L。
1.5リッターの直列4気筒エンジンを搭載するジムニー(シエラ)は、4速AT車が14.3km/L、5速MT車が15.4km/Lです[全てWLTCモード燃費]。
例えば、同じスズキの軽クロスオーバーSUV「ハスラー」の場合は、20.8km/Lから25.0km/L。
また1リッターの直列3気筒エンジンを積んだ小型クロスオーバーSUV「クロスビー」は17.0km/Lから18.2km/Lですので、ジムニーは、これらよりも20%から30%は燃費が悪いことになります。
荒れた道でも力強く走破するためのパワートレインではありますが、やはり普段走っているときの燃費は、少しでもよくしたいところ。
マイルドハイブリッドなどのエンジンアシストを付けたり、燃費走行用のギアをもう一段増やすなど、多少コストが上がったとしても、燃費向上策は必要だと思います。
ジムニーに期待したいことの3つめは、バッテリーEV(電気自動車)化です。
ゼロ回転から強いトルクを発揮でき、緻密な制御も可能なモーター駆動は、歴代ジムニーが体現してきた本格クロカン走行との相性もばっちり合います。
また、本格オフローダーの「ハマーEVピックアップ」や、メルセデス・ベンツ「Gクラス」をベースにした「コンセプトEQG」、ランドクルーザーのBEV「ランドクルーザーSe」など、大きなクロカンSUVのカテゴリーでは、バッテリーEV化が既に進んでいます。
一方で、軽・小型クロカンやクロスオーバーSUVジャンルには、まだバッテリーEVがそれほど存在していません。
今、いち早くジムニーのバッテリーEVモデルを登場させれば、市場を独占することもできそうです。
スズキは、2030年度までに電動車開発へ2兆円規模を投じると発表しています。
インド市場をはじめとして、世界に向けて電動車を投入するとなれば、グローバルで人気のある車種をバッテリーEV化するのが、もっとも効率的なはずです。
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昨今のクルマにおいて、燃費改善やバッテリーEV化は避けては通れない道です。
特にグローバルモデルであるジムニーは、より早いタイミングで求められることになるでしょう。
もしかすると、日本でジムニー5ドアが見られる頃には、海外でバッテリーEVのジムニーが発表となっているかもしれませんね。
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