ホンダ「新型オデッセイ」発売! 一度消滅もなぜ「再投入」? 2年ぶりに「最上級ミニバン」登場 ラインナップ復活の理由とは

ホンダは2023年12月7日、上級ミニバン「オデッセイ」改良モデルを発表し、8日に発売すると明らかにしました。オデッセイは、2021年に生産工場の閉鎖を理由とし、販売を終了していましたが、なぜ復活したのでしょうか。

生産国も変更に? 新型の変更点とは

 では、新モデルではどのような改良が行われたのでしょうか。
 
 再投入されるオデッセイは、国内販売終了後も中国で継続生産されていた改良モデルを輸入することとなり、国内のホンダ車としては初めての中国生産車となります。

新タイプ「ブラックエディション」を設定
新タイプ「ブラックエディション」を設定

 新モデルでは、市場動向やニーズを踏まえ、2リッターエンジンに2モーターハイブリッドを組み合わせる「e:HEV」モデルのみとなりました。

 また、かねてから要望があったという「減速セレクター」を装備し、アクセルオフ時の減速の調整が可能になりました。

 これにより下り坂での走行や、前走車との車間距離の調整に活用できるといいます。

 さらに、近年のホンダ車で採用されているスイッチ式シフト「エレクトリックギアセレクター」をオデッセイ初採用し、先進感が高められています。

 エクステリアは、フロントデザインを一部変更。フロントグリルの開口部上段を拡大し、水平基調の5本バーに突起状のデザインを組み合わせ、ワイド感と高級感を高めています。

 インテリアでは、2列目に4ウェイパワーシートを標準装備しました。オットマンやリクライニング動作を電動化することで、きめ細かい調節が可能となっています。

 さらに、2列目シートヒーターや折りたたみ式センターテーブル、2列目専用の急速充電付きUSBチャージャーも2個装備されるなど、快適性の向上が図られました。

 先進運転支援機能では、最新のホンダ センシングを採用。近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能(オプション)が追加されています。

 加えて、フロントカメラを広角化することで、衝突被害軽減ブレーキの検知対象が拡大。交差点右折時の対向車や横断自転車、夜間の歩行者検知が可能になるなど、安全性能の刷新も図っています。

 また、オデッセイでは初となるコネクテッド機能「ホンダ コネクト」を採用し、エアコンやドアロックなどの操作のほか、緊急通報やロードサービスなどを利用することができます。

 ラインナップは「e:HEV ABSOLUTE(アブソルート)」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION(ブラックエディション)」の3タイプを設定。いずれもFF(前輪駆動)のみとなっています。

 このうちブラックエディションは、フロントグリルやドアミラー、テールランプなどの各部がブラックアウトされ、インテリアも専用のブラックルーフライニングやブラック加飾を装備する新タイプです。

 新型オデッセイの価格(消費税込)は480万400円から516万4500円に設定されています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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