EVタイプは航続距離50km延長

　トヨタの欧州法人は2023年12月4日、新型「PROACE CITY（プロエースシティ）」を発表しました。

　トヨタは欧州で「プロエース」シリーズを展開しています。そのうちライトバンのプロエースシティは、2019年にデビューしています。商用と並行して乗用モデル「PROACE CITY VERSO（プロエースシティ・ヴァーソ）」も設定。また、EVタイプも存在します。

　プロエースシティは最大7人乗りで、全モデルとも前列に3人座ることが可能です。荷室は4.4立方メートルで、EV（電動）タイプは最大780kg、ガソリンやディーゼルエンジンタイプは最大1000kgの荷物を載せられます。

　パワートレインは、EVとディーゼル、ガソリンエンジンの3タイプを設定。

　EVタイプは、50kWhのバッテリーを搭載し、100kW（136馬力）のパワーを発揮。航続距離は従来モデルより50km向上した330km（WTLP基準）です。急速充電システムにより、約30分でバッテリーを80％まで充電できるといいます。

　ディーゼルタイプは、最大130馬力の1.5リッターエンジンを搭載し、6速MTか8速ATと組み合わせます。ガソリンタイプは、最大110馬力の1.2リッターエンジンを搭載し、6速MTと組み合わせます。

　両モデルとも発売は2024年に予定されています。

　なお、今回は新型プロエースシティのほか、新型プロエース、新型プロエースマックスも発表されています。