「えっ…どうすれば良いの?」 運転する前の「必須な儀式」って何? サイドミラーの「正しい合わせ方」とは
サイドミラーの正しい調整方法をプロに聞いてみた!
正しく安全確認を行うためにミラーを活用しますが、運転席から正しく視認できる角度でサイドミラーを合わせなければいけません。
そんなサイドミラーですが、どのように調整するのが良いとされているのでしょうか。関東圏の自動車教習所の教官は、次のように話します。
「こちらの教習所では、サイドミラーの調整方法は、各々の1番見やすいポイントを覚えておくように指導しています。
一般的な目安としては、左右ともに自分のクルマが約1/4ほど写っていて、残りが後方の道路。地面と空の割合は半々程度と言われており、そちらを推奨しています。
しかしそれらの位置に合わせていても、シートの高さや角度によって見え方が変わってしまうので、ドライバーごとに見やすい位置をしっかりと記憶して、調整できるようにすることが大切です」
サイドミラーは運転手の体格で見え方に大きく違いがあるため、乗車時には必ずミラーの角度を確認してから発進するように注意が必要です。
また、サイドミラーを合わせる前に、シートの位置の調節が必要です。
シートの位置を変更する前にミラーを合わせても見える角度が変わるため、意味がありません。
シートの合わせ方は、AT車はブレーキペダルをいっぱい踏んだ時、MT車はクラッチペダルを踏んだ時に余裕があるように合わせます。
また、ハンドルは握った際、わずかに肘が曲がる程度で調節することが望ましいとされています。
シートの調節が完了したら、サイドミラーの調節です。ミラーの内側約1/4は、自車が映るように合わせます。
ミラーの外側約3/4は、上部の約1/3を空が映るように、下部のうち約2/3ほどが地平線より下の道路が映るようにします。
※ ※ ※
サイドミラーは運転手の死角にあるクルマやバイク、自転車を発見できるため、巻き込み事故や車庫入れなど幅広く安全確認ができます。
運転時にはサイドミラーを正しく調節して、必要に応じてサイドミラーと目視で確認を行って安全運転してください。
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