まさかのトヨタ「ハイラックス シャコタン仕様」実車を展示! ハの字カスタム&ド派手「サメ柄」がカッコイイ! タイで登場

トヨタのタイ法人が「タイモーターエキスポ2023」に出展した「ハイラックス レボ」とは、どのようなモデルなのでしょうか。

ド迫力「シャコタン仕様」も登場!

 トヨタのタイ法人は2023年11月29日、翌30日から12月11日まで開催の第40回「タイモーターエキスポ2023」(以下タイエキスポ)にブース出展を実施しました。
 
 そのなかでも、「ハイラックス レボ」が複数展示され、カスタム車も披露されました。

まさかの「ハイラックス」をローダウン!
まさかの「ハイラックス」をローダウン!

 ハイラックスはミディアムサイズピックアップトラックで、初代モデルは、1968年に登場した歴史の長いモデルです。

 荷物と乗員をたくさん運べるトラックの実用性と、堅牢なラダーフレームシャシや本格的な四輪駆動システムの採用により、悪路走破性と信頼性を両立。世界各国で評価されています。

 現行型は8代目で、2015年に発表。180の国と地域で販売されるグローバルモデルとなっているほか、日本においても約13年ぶりに再導入され、2017年から販売されています。

 トヨタではこのほかにピックアップトラックとして、主に北米などで展開している「タンドラ」「タコマ」がありますが、これらの大型モデルと比べると比較的コンパクトなクラスに位置しています。

 なお、タイ市場ではハイラックスは「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)」商品群のひとつで、シェアの多くを占める重要な存在です。

 タイ向け仕様では「レボ」のサブネームが付与されており、ラインナップは2ドア、4ドア、観音開きの4ドア(スマートキャブ)と3タイプのボディが選択できるほか、駆動方式はFF/4WDがともに設定され、商用モデルから上級乗用モデルまで用意されています。

 そんなハイラックス レボですが、今回のタイエキスポでは、一般的な4ドアタイプに加え、タフなルックスに仕上げた「ロッコ」、および「Zエディション」のカスタム車が展示されました。

 カスタム車はすでに車高の低いZエディションをベースにしているものの、さらにローダウンを実施。フロントタイヤはハの字になり、タイヤが車体に被るほどの低い車高となっています。

 フロントは「GR」のバッジが装備されており、グリル周辺にはカンガルーバーをイメージさせるガンメタリックの大型グリルベゼルを装備。ボンネット先端にはカーボンのガーニッシュが装備され、スポーティな印象へ一変しています。

 ボディサイドはサメのような鋭い歯を持つ大きな口のデカールがあしらわれ、かつての「スポコン」カスタムのようなポップさを強調。

 ドアミラーは小型化されており、リムの深いブラックのホイールを装備し、ドア下部および荷台部側面には各種デカールが貼られるなど、堅牢なハイラックスが迫力のあるスポーツカーのように変身しました。

 なおパワートレインやインテリアのカスタムについては公表されておらず、ローダウン以外に走行性能を高めるモディファイが施されているかは不明です。

※ ※ ※

 なお、11月27日にはハイラックスシリーズの新モデル「ハイラックス チャンプ」が発売。

 タイ国内のニーズに合致させたことで、安価でシンプルな構造となっており、新たな「国民車」として支持されるか注目が集まっています。

 こうしたハイラックスシリーズを一度に展示することで、タイ国民に対して改めて親しみやすさをアピールする目論見があると予想されます。

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