スバル新型「フォレスター」初公開! SUVらしい“ゴツ顔”へ進化!? 初のハイブリッド搭載も宣言!

スバルは米・ロサンゼルスで新型「フォレスター」(6代目)を世界初公開しました。米国のスバル車で人気のSUVは、どのような進化を遂げるのでしょうか。

米国で売れてるスバルSUVが全面刷新!

 スバルの米国法人は2023年11月16日(現地日時)、同日から開催された「ロサンゼルスオートショー」で6代目となる新型「フォレスター」を世界初公開しました。
 
 2025年モデルとして2024年春に米国でデリバリーが始まる予定です。
 
 発表会では、株式会社SUBARU 代表取締役社長CEOの大崎篤氏が登壇し、新型フォレスターの概要や米国におけるスバル車の販売状況、そして2024年秋にはフォレスターとしては初めてのハイブリッドモデルを投入することも明らかにしました。

カッコ良く進化したスバル新型「フォレスター」(6代目)
カッコ良く進化したスバル新型「フォレスター」(6代目)

 さらには、今後2年~3年以内に投入するBEV(バッテリーEV)についても言及し、2026年までに新たに4車種の新たなBEVを投入することを発表しています。

 スバルは米国市場で最も劇的な成功を遂げた海外ブランドといわれていますが、それを裏付けるのが販売台数です。

 同社の米国での販売は、1968年にわずか322台からスタートしました。ちょうど10年後の1978年には10万台を超え、2006年には20万台を突破。そこからはさらに急激な勢いで販売台数を伸ばしており2019年にはついに70万台を超えています。

 ちなみに、日本での近年の販売台数は軽自動車含めて約10万台ですから、米国でいかにたくさん売れているかがわかります。

 特に人気なのが「アウトバック」と今回フルモデルチェンジを受けるフォレスターです。

 米国でフォレスターが発表されたのは日本と同じ1997年のこと。日本は同年2月、米国では秋に1998年モデルとして発表されました。2013年以降は毎年年間15万台~17万台を販売する人気モデルとなっています。

 なお、スバルは米国・インディアナ州に生産拠点を持っていますが、実は米国で販売されるフォレスターはすべて日本で生産されて輸出された車両です。

 新型フォレスターで特にこだわったのはエクステリアデザインです。全体的には骨太で洗練されたイメージですが、それには高い次元の機能性も盛り込まれています。

 一例をあげると、エンジンフード全体の高さに配慮があります。良好な視界を得られることはドライバーのストレスを低減し、安全性を確保しながら心地良く運転するためにとても重要です。

 そのため、新型フォレスターではエンジンフードを下げたといいます。

 新型フォレスターのボディサイズは全長4656mm×全幅1829mm×全高1730mmとなっており、現行の5代目モデルの全長4625mm×全幅1815mm×全高1730mmとはほぼ同じですが、全長と全幅がわずかに大きくなっています。

 なお、ホイールベース2670mm、最低地上高220mmに変わりはありません。

 サイズはほぼ同じでもボディのねじれ剛性が10%アップ。新型フォレスターでは強化されたシャシによって動的パフォーマンスが劇的に向上し、乗り心地も大きく向上しているといいます。

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