スバル新型「フォレスター」初公開! SUVらしい“ゴツ顔”へ進化!? 初のハイブリッド搭載も宣言!
悪路に強いイメージを付与したSUVらしいデザインへ
新型フォレスターは、悪路に強い洗練されたSUVのイメージを強調する新しいデザインが採用されています。
特にこだわったのは「悪路に強いSUVとしての堂々としたイメージ」と「運転のしやすさ、乗る人すべての心地良さ」だといいます。ロサンゼルスオートショーの会場でデザイン担当者に話を聞くことができました。
「今回のフォレスターでは現行モデルのトレードマークである外観を維持しながら、キャラクターラインを極力減らして新しく洗練されたSUVらしい力強さをアピールするデザインを目指しました。
ボディサイドはAピラーからDピラーまで1本の太い軸が貫かれており、これで力強さやカタマリ感を表しています。
フェンダー回りのくぼみは青空の下で見たときに空の色が反射して、より張り出し感のある力強いイメージを与えるようなデザインとしました」
「グリルにも大きな特徴があります。コンパクトなLEDヘッドライトと一体化されたシールド効果を生み出す大胆なデザインが特徴です。
ショルダーラインは高さと強さを強調し、その際立ったホイールアーチによってオフロード性能をアピールしました。
もちろんSUVとしての積載量も重要で、傾きの大きなリアガラスを採用することで荷物の積載量を増加させています」(新型フォレスター デザイン担当者)
さらに、いくつかの機能的な空力改善によってSUVとしてのパフォーマンスと安定性の向上も実現しているとのこと。
また、ワイヤレス接続可能なApple CarPlay/Android Autoを備えたタブレットスタイルの11.6インチSUBARU STARLINKマルチメディア システムの利用も可能となっています。
米国で販売予定の6代目フォレスターには、最高出力180hp/最大トルク178lb-ftを発揮する2.5リッターエンジンが搭載される予定です。このエンジンは振動・騒音を低減することで動的質感を高めているそうです。
加えて、米国仕様のフォレスターとして、初めてのハイブリッドエンジンモデルが2024年秋には追加されることも明らかにされました。なお、広報担当者に確認したところこのハイブリッドモデルに搭載されるエンジンは未発表とのことでした。
スバルが米国で大成功を収めている理由のひとつに、「アイサイト」をはじめとする非常に高い安全性能があります。
新型フォレスターには、新型のステレオカメラに追加して、より広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを採用。自車速度が低速時にプリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現しました。
さらに、ドライバー異常時対応システムとして、車線中央維持制御・先行車追従操舵制御の作動中にドライバーが長時間ステアリング操作を行わなかった場合、車両を停止し、ハザードランプを点灯させドアをロック解除。さらにその後、SUBARU STARLINK コネクティッドサービスが緊急通報する機能も備えています。
このほか、電動ブレーキブースターを採用し、自転車の急な飛び出しなどに対応するプリクラッシュブレーキの応答性が向上。全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現しています。
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2024年春発売予定の米国仕様のフォレスターには「ベース」、「プレミアム」、「スポーツ」、「リミテッド」、「ツーリング」の5グレードが用意される予定です。
それぞれ、ホイールの素材やデザイン、装備が異なっているといいます。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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