日産が次期「エルグランド」匂わせ!? 斬新デザインは実現する? 元祖「キング・オブ・ミニバン」が全面刷新したら「どうなる」のか

まずは「e-POWER」で刷新するのが現実的か

 しかし多人数乗車で長距離移動をすることも少なくないミニバンというキャラクターを考えると、航続距離や充電の問題が付きまとうEV化に踏み切るかどうかは難しいところです。

 EVミニバンをリリースするとしても、それを元祖「キング・オブ・ミニバン」のエルグランド後継車とするのは、やや微妙といえるでしょう。

2005年の第39回「東京モーターショー」に出展された日産のコンセプトカー「アメニオ(Amenio)」は、2010年に登場した現行エルグランドの原型となっています
2005年の第39回「東京モーターショー」に出展された日産のコンセプトカー「アメニオ(Amenio)」は、2010年に登場した現行エルグランドの原型となっています

 となると、エンジンで発電しモーターで駆動する「e-POWER」を搭載したモデルになるという線が、やはり最も現実的ではないでしょうか。

 また、すでにエクストレイル e-POWERにも搭載されているe-4ORCEとの組み合わせが有力と考えられます。

 日産はこうしたe-POWERモデルで顧客を維持しつつ、全固体電池が実用化されたらさらに次の世代へ、という2段階の将来イメージを持っているのかもしれません。

※ ※ ※

 ただエルグランドというと、2代目まではFRレイアウトを採用し、ミニバンらしからぬスポーティなハンドリングも高評価だったモデルでした。

 次期型を諦めていないとアナウンスされているスポーツセダン「スカイライン」と共有する新たなFR車用のプラットフォームを採用したモデルとして登場! というアイデアはどうでしょう。

 ちょっと「ウルトラC」級のアイデアかもしれませんが、もしそんなプランがあればアルファード/ヴェルファイアともハッキリ差別化ができ、もっと面白いことになるかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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