日産が次期「エルグランド」匂わせ!? 斬新デザインは実現する? 元祖「キング・オブ・ミニバン」が全面刷新したら「どうなる」のか
日産が「ジャパンモビリティショー2023」でミニバンコンセプト「ニッサン ハイパーツアラー」を発表し、にわかに次期「エルグランド」への期待感が高まっています。果たして、どのようなクルマになるのでしょうか。
全固体電池や完全自動運転の実現は随分と先になりそう
2023年10月28日より11月5日まで開催された「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開された日産「ニッサン ハイパーツアラー」は、多人数乗りのコンセプトカーということで、フラッグシップミニバン「エルグランド」後継車では、と話題を呼びました。
現行型エルグランドはすでにデビューから10年以上が経過し、次期型登場の期待感も高まっていますが、フルモデルチェンジするとしたらどのようなクルマになるのか、予想してみました。
2023年6月にフルモデルチェンジを果たし、新型となっても絶好調の販売を続けるトヨタのフラッグシップミニバンである「アルファード/ヴェルファイア」。
その一方で、2010年にフルモデルチェンジを実施して以来、現在も改良を重ねながら販売を続けている「エルグランド」は一時期の人気ぶりは見る影もなく、今では月販200台前後と寂しい状況が続いています。
ただ、ジャパンモビリティショー2023には、ハイパーツアラーと名付けられた次世代のプレミアムEVミニバンが展示され、次期エルグランド登場の期待が高まっています。
そこで今回は、次期エルグランドがどんなモデルになるのか予想してみます。
今回発表されたハイパーツアラーは、全固体電池を搭載し、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用。さらに完全自動運転技術を搭載しているとアナウンスされています。
残念ながら、現時点でe-4ORCE以外の技術は実用化には至っておらず、全固体電池や完全自動運転などの先進技術が搭載される市販モデルは、まだ少し先の話となりそうです。
一方、デザインに関してもかなりコンセプトカー然としていて、現実味は薄いイメージです。
しかしながら現行エルグランドも、2005年に参考出品された「アメニオ」というコンセプトカーのスタイルを採り入れていたことは見逃せないところ。
さすがにもう少し現実的なデザインになりつつも、一部のデザインテイストは次期エルグランドにもしっかり踏襲されるかもしれません。
気になるパワートレインですが、全固体電池の搭載は難しくても「アリア」やルノー「メガーヌ E-TECHエレクトリック」が採用するCMF-EVプラットフォームを使用したEVミニバンになる可能性はあるかもしれません。
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