クルマの「寒冷地仕様」ノーマルと何が違う? 温暖な地域で乗る「メリット」はあるの? 逆に「デメリット」も存在!
寒冷地仕様車の「デメリット」とは
このように、寒冷地仕様車は基本的に、普通仕様と比べて装備が充実していたり、パーツ単体の性能も向上していると言えます。

そしてもちろん基本は同じクルマなので、当然のように寒冷地ではない地域でも問題なく走行できます。
むしろ寒冷対策が充実しているため、どのような地域であっても冬場はより安全に運転することが可能。寒い日でもすぐに車内を温められるなど、快適さもアップするのです。
また、たとえ温暖な地域に居住しているとしても、旅行などで寒冷地を訪れる際に活躍するというメリットも忘れてはいけません。
一方、寒冷地仕様車のデメリットとしては「価格」が挙げられます。
寒冷地仕様車は、寒冷地対策用の装備が追加されていたり、パーツが強化されていたりするため、中古車でも同じ車種の同年式・走行距離・カラーの普通仕様車と比較すると、おおよそ10万円から20万円ほど車両価格が高くなっています。
また、装備を充実させたことで普通仕様車よりも車重が重くなるため、相対的に燃費が悪いのもデメリットのひとつです。
このように寒冷地仕様は普通仕様と比較した場合、価格と燃費の面ではネガティブなポイントとは言えるものの、充実した装備や将来的な維持費まで差し引きすると、寒冷地仕様の方が「お得」となるケースは珍しくありません。
そのため、寒冷地域ではないものの冬になると雪が積もることもある人や、冬場にレジャーなどで寒冷地域に足を伸ばす機会が多いという人は、クルマを購入の際に寒冷地仕様も検討してみてはいかがでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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