お気入りの「クルマ」長く乗りたい! じゃあ新車から「10年」維持した場合、一体どんな修理が発生するの?

交換目安が10万キロのパーツも多い

 さらにクルマを日常的に乗っている場合は、購入から10年経過する前に走行距離が10万kmを超えることは珍しくありません。

 そのため、“交換目安が10万km”というなかなか交換する機会のないパーツについても取り換える必要があるでしょう。

交換目安が10万キロのパーツも多い(画像はイメージ)
交換目安が10万キロのパーツも多い(画像はイメージ)

 例えば、エンジンを動かすための「タイミングベルト」や、冷却に必要な「ラジエーター」、「ウォーターポンプ」、さらにエンジンの力で発電を行う「オルタネーター」も10万kmが交換目安のパーツです。

 ほかには「ブレーキローター」、「ブレーキキャリパー」、「サスペンション」といった足回りのパーツも10万kmが交換・オーバーホールの目安になっています。

 これら交換目安が10万kmの部品は価格が高く、交換にも手間がかかるため工賃も高め。仮に総取っ替えとなると30万円から50万円と高額になることもあります。

 そのため、このタイミングでクルマを乗り換える人が少なくないのです。

 ちなみにハイブリッドカーの場合は、「駆動用バッテリー」が5年から10年が保証期間となっており、この期間内での交換が推奨されています。

 また、「補機バッテリー」は5年が交換目安。補機バッテリーが使えなくなるとハイブリッドシステム自体が起動できなくなるので、早めに交換しておくと良いでしょう。

※ ※ ※

 このように、10年と長い期間にわたって同じクルマに乗る場合には、交換スパンの短い消耗品に加えてエンジン回り、足回りの交換目安が長い部品の交換も必要となり、先述のように交換費用が高額になるケースもあります。

 クルマに愛着を持って「長く乗り続けたい」と考えている人は、こうした「部品の交換費用」が将来発生することも前もって頭に入れ、計画的な維持を検討してみてはいかがでしょうか。

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