2023年9月23日、マツダR＆Dセンター（神奈川県横浜市）にて、「OKISHU（オキシュー）プロジェクト　今日からできる安全運転」というイベントが開催をしました。
　
　OKISHUプロジェクトとは、私（吉田由美）とカーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんが2019年からおこなっている交通安全応援活動です。

「オキシュー」というのは“置き靴”のことなのですが、クルマを運転するときの女性の靴に注目し、足元から交通安全を考えるというキーワードとして使っています。

　女性はファッションに合わせて靴もコーディネートしますが、なかにはクルマの運転に適していない靴があります。たとえばパンプスや厚底のブーツのほか、ビーチサンダルのようなかかとがない靴も実は要注意で、履いている靴によっては、事故の原因になることもあるのです。

　そこで、おしゃれを我慢せずに、そのうえで安全に運転できるよう、「運転しやすい靴を車内に置いて、運転時には履き替えましょう」という呼びかけをおこなっており、それがOKISHU プロジェクトの由来です。

　OKISHU プロジェクトは毎年少しずつ進化していて、2020年には置き靴を入れるためのバッグを製作・販売、2021年はタイヤに着目し、タイヤの空気圧と溝チェックを推奨する「ハリみぞプロジェクト」を実施。

　さらに、チャーム付きのタイヤチェッカーを製作し、2022年にはそれを活用したイベントを首都高速道路や日本自動車タイヤ協会などと一緒に開催しています。

　そして2023年は、「お肌も運転も美しく」というテーマとしたイベントを9月23日に開催しました。

　9月27日は「女性ドライバーの日」とされているのですが、1917年に栃木県の渡辺はまさんが日本人女性で初めて自動車運転免許を取得したこと制定されたといいます。

　OKISHU プロジェクトの活動も2019年の女性の日にキックオフしており、その後のイベントはそれに近い日におこなうことにしています。

　今年はマツダR＆Dセンターを会場とし、20名限定で開催。まずは、私とまるもさんでOKISHUの紹介や思い、取り組みを伝え、ウォーミングアップ的に「交通安全トリビア」の話をしました。

　交通安全トリビアでは、視点が変わると見え方が変わるということから始まり、クルマやタイヤ、タイヤチェックの方法など、安全運転への興味をさりげなく促します。

　続いてOKISHUメンバーであり、現役セーフティインストラクターの戎南子さんを加え、美しく安全運転につながる運転姿勢のポイント、スマートに駐車するコツ、そして今回のメインである、ガソリンスタンドなどに設置されている空気入れの使用方法のレクチャーをおこないました。

　なお、今回は住友ゴムのタイヤブランド「DUNLOP（ダンロップ）」に協力してもらったのですが、ダンロップは10月の乳がんの早期発見・早期治療を推奨する「ピンクリボン運動」に賛同しています。

　ダンロップのコーポレートカラーは黄色ですが、今回は10月に近い9月下旬に開催したことと、OKISHUのイメージカラーがピンクなこともあり、特別にピンク色ののぼりやステッカーなどを用意してくれました。

　そして、テレビや雑誌などで活躍中の人気料理研究家 関口絢子さんを特別ゲストに招き、関口さんセレクトのランチをいただきながら、美肌につながる食事や効果的に摂取する順番、体・肌に良い食材などに関するスペシャル講座を実施しました。

「運転もお肌も美しく」というテーマを設定。関口さんのわかりやすいトークに、参加者はもちろん、OKISHUメンバーやさらにイベントを手伝ったくれたスタッフも興味津々で、質問するシーンも見受けられました。

　おかげでイベントは大成功となり、参加者からは「楽しかった」との言葉をいただきました。

　これからも私たちOKISHUは、「今日からできる交通安全」を楽しく発信していきたいと思っています。