3億円超え確実? ほぼ新車「和製スーパーカー」現る! 230kmしか走ってない「LFA」に注目! 落札価格はいくらになるのか
米国・ラスベガスで開催される予定のオークションに、レクサス「LFA」の限定車である「ニュルブルクリンクパッケージ」が出品されることが明らかになりました。
超極上個体の限定LFAは日本車初の「3億円超え」なるか?
2023年11月に米国・ラスベガスで開催される予定のオークションに、レクサス「LFA」の限定車である「ニュルブルクリンクパッケージ」が出品されることが明らかになりました。
新車同様のコンディションを誇るこの個体は、日本車史上初の「3億円超え」となるかどうかに注目が集まります。
2023年10月現在、史上最も高価な日本車は、2022年3月にアメリカ・フロリダで開催されたオークションで落札されたトヨタ「2000GT」とされています。
最初のプリプロダクションカーであることを表す「MF10-10001」のシャシ番号を持つこの2000GTは、そのコンディションの良さもあり、253万5000ドル(当時のレートで約2億9300万円)という価格で落札されました。
一方、2023年11月に米国・ラスベガスで開催される予定のオークションに、日本車史上最高額を更新する可能性のある1台が出品されることが明らかとなりました。
それが、2012年式のレクサス「LFA」です。
レクサスの技術の粋を集めた超高性能モデルとして2010年に登場したLFAは、3750万円という価格にもかかわらず、発表後ほどなくして予定生産台数の500台が完売しました。
その希少性から1億円を超える価格で取引されることもめずらしくありませんが、今回の個体はLFAのなかでもわずか50台しか存在しない「ニュルブルクリンクパッケージ」であることから、さらに高価で落札されることが予想されています。
「ニュルブルクリンクパッケージ」は、LFAの開発の舞台となったドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」に敬意と感謝の意を込められたモデルで、標準仕様よりもさらにサーキット走行に軸足を置いた仕様となっていることが大きな特徴です。
具体的には、CFRP(カーボン繊維強化樹脂)製のフロントスポイラーや固定式リヤウイングなどによって空力特性がさらに向上しているほか、サーキット走行により適したサスペンションや専用ホイールを装着することで操縦性や走行安定性を向上させています。
また、心臓部にもチューニングが施されており、フリクションロスが低減するなどの改良が施されたエンジンは、最高出力が571馬力へと向上しています。
その結果、「ニュルブルクリンクパッケージ」は当時の市販車としては最速となる7分14秒64でニュルブルクリンク北コースを駆け抜け、世界中に大きな衝撃を与えました。
「ニュルブルクリンクパッケージ」は、アメリカへは全体の半数である25台がわたったとされており、今回オークションに出品される予定の個体はそのうちの1台であると見られます。
ボディカラーは「オレンジ」、インテリアカラーは「ブラック」に仕立て上げられたこの個体は、内外装ともにほとんど新車同様のコンディションです。
実際、この個体の総走行距離はわずか143マイル(約230km)となっており、限りなく未使用に近い状態であることがわかります。
オークションを主催するRMサザビーズは、現時点ではこの個体の詳細を明らかにしていませんが、現地の関係者によれば、この個体はシカゴのレクサス販売店が保有していたものと言います。
RMサザビーズでは、この個体の推定落札価格を180万ドルから240万ドル(約2億7000万円〜約3億6000万円)に設定しています。
為替の影響もありますが、落札されれば日本車としては初となる「3億円超え」の個体となる可能性も十分にありそうです。
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なお、このオークションには「パール・イエロー」に輝く標準仕様のLFAも出品される予定です。
この個体についても現時点では詳細は明らかにされていませんが、推定落札価格は90万ドルから120万ドル(約1億3500万円から1億8000万円)と、「1億円超え」は確実と見られています。
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