スズキが新型「本格SUV」を25年発売へ! 斬新シフトに“謎のアニマル”採用!? スゴすぎる内装を世界初公開!
スズキは、「ジャパンモビリティショー2023」で新型SUV「eVX」を日本初公開しました。2025年以降に日本をはじめとしたグローバルで販売予定ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
本格四駆を象徴する「サイ」のアイコンが斬新!
2023年10月25日に開催された「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開は28日から)でスズキは、新型SUV「eVX」を日本初公開しました。
2023年1月にインドでおこなわれた「Auto Expo 2023」でeVXの外観はワールドプレミアされているのですが、今回はさらに進化した外観デザインが日本でお披露目されるとともに、内装のデザインが世界初公開されました。
eVXは、ユーザーの毎日にアクティブに寄り添うことをコンセプトとしており、「EVの先進性、洗練さ」と「SUVの力強さ、冒険心」を両立し、本格四駆の力強さと最新EVの先進性を融合しながら、ひと目でスズキのSUVとわかるデザインとしました。
全長4300mm×全幅1800mm×全高1600mmと、スズキのSUV「エスクード」(全長4175mm×全幅1775mm×全高1610mm)よりひと回り大きいボディサイズです。
外観は四隅に配置したタイヤによる力強いスタイリングや、EVならではのロングホイールベースとしたことで、のびやかなシルエットを実現しました。
細部は未来感のあるディテールを採用。なかでも、ヘッドランプ/テールランプに採用された3点シグニチャーランプが印象的です。
eVXの開発者は次のようにいいます。
「外装には引き締まったボディが特徴で、『EVらしさ』や『目新しさ』というより、SUVとしてしっかり使えるところを意識しています。
eVXがあればどこでも走っていくことができ、わくわくするような週末を想像させてくれるような外観を目指しました」
世界初公開となるインテリアは、先進装備とタフで機能的なデザインが調和した、EVに相応しい空間が広がります。
「スズキは室内空間最大化という思想でプラットフォームをつくっており、eVXに採用したEV専用プラットフォームは、バッテリーを搭載しながらも室内空間も広く確保することができました」(eVX開発者)。
また、誰でも直観的に操作しやすいように、中央に21.2インチの大型スクリーンを設置。近未来的なコクピットではあるものの、シンプルかつ直観的に操作できるインターフェースとしました。
そんな内装でさらに注目されるのはダイヤル式シフトです。ダイヤルを左右に回すタイプのシフトはさまざまなクルマに採用されているのですが、eVXではダイヤルのなかに「サイ」のアイコンが埋め込まれた斬新なデザインとしています。
サイのアイコンはガラスに気泡を入れて作られたもので、実際に見ると立体的な構造になっていることがわかります。
なお、サイといえば、スズキの本格四駆の「ジムニー」にも使われているモチーフですが、「サイ=ジムニー」というわけではなく、スズキの四駆の象徴として用いているとのこと。
力強いSUVを強調する意味を込めて、eVXでも充電リッドやリアのナンバープレートにサイのアイコンが取り入れられました。
eVXの航続距離は500kmとなる予定。操縦安定性や走破性に優れ、「ALLGRIP」を進化させた新たなEV 4WDシステムが搭載されるといいます。
「四駆性能にこだわり、EV化したうえでさらに走行性能や悪路性能を向上させた、新しいEV四駆システムを開発しました」といい、モーター駆動を活かした本格的な四駆性能が期待できそうです。
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eVXはスズキのEV世界戦略車第一弾として2025年以降にグローバルに投入されることになり、日本のほか、欧州、インドなどで販売される予定です。
ダイヤル式シフトやサイのアイコンも市販モデルでどのようにするか検討中とのこと。ユーザーの要望に応えられるよう、面白いアイデアを取り入れていきたいと話します。
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