トヨタが新型「ランクル」の斬新ハンドル仕様を世界初公開! 手だけで運転出来るクルマが凄い! なぜペダルレス車が誕生したのか
ランクルを手だけで運転!? どんなハンドルなの?
運転席に着座してハンドルを握ってみると、右手の親指部分にアクセル操作のレバー、左右の人差し指・中指・薬指にブレーキの操作レバーが備わり、今後はウインカーやワイパーの操作レバーも一体化することを検討しているようです。
また前述のワンモーショングリップと異なるのが、ハンドル下部に掌外沿の部分がピッタリとフィットする形状となっており、手・腕の負担が軽減されることも考えられていると言います。
またペダルレスのメリットについて前出の森津圭太氏は話しています。
「ペダルが無いことでステアリング姿勢が自由に出来るので、座って長時間運転していると疲れてくるということがありますが、例えば立って運転出来るなどの可能性が広がります。
またステア・バイ・ワイヤを使ったことで小舵角にすることができ、下肢機能障害を持たれている人でも姿勢保持を楽にすることが可能となります。
ちなみに現在の舵角は90度となっており、90度から110度以上の舵角だと身体がブレるようになり、姿勢の安定が難しくなります」
![あ、ほんとにペダルがない!](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/10/20231020_250__-.jpg?v=1697780771)
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また筆者が以前にこのステアリングの試作車に乗った際には慣れこそ必要ですが、ペダル操作をしないクルマの楽しみ方の可能性が広がると感じました。
実際に森津圭太氏によれば「森井選手はレース走行が好きなうえに、豊田会長からも『モータースポーツでも使えるように』という話がありますので、そのあたりも考えていきたいです」と話していました。
このような特徴があるステアリングですが、ジャパンモビリティショー2023のトヨタブースでは、グランツーリスモとコラボレーションしたステアリング体験機として、座った仕様・立った仕様・車いす仕様の各2台が用意されるようです。
バイクの誤操作による事故は聞いたことがないから、
これが最適解に近い可能性もあるんじゃない?