車内に「ペットボトル放置」は危険! 開封&未開封のどちらもNG? ダメな理由とは

ペットボトル飲料がクルマを燃やすことも

 ペットボトル飲料を飲む飲まないにかかわらず、それを炎天下の車内に置くだけで、クルマの火災につながる可能性があることがあるようです。
 
 実際に、車両火災の大きな原因は、放置したペットボトル飲料や補助バッテリーです。

 では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

 それは、液体の入ったペットボトルが、太陽光を集めるレンズの役割を果たすからです。

 光がレンズの屈折によって一点に集まり、そこに燃えやすい物があると火災になるのです。虫眼鏡を使って紙を燃やすようにイメージするとわかりやすいかもしれません。

 特に、キャップを閉めたペットボトル飲料は、レンズ効果が大きくなります。ミネラルウォーターのペットボトルであれば、太陽光に当たって1分もたつと発火するようです。

ペットボトルが車両火災の原因になることも
ペットボトルが車両火災の原因になることも

 また、容器のかたちによっても危険性が高まります。四角柱タイプより円筒型のほうが発火しやすくなります。

 さらに、ロケットのように容器の底に球型の足をつけたタイプは最も危険といえます。中の飲料が少し残っていただけで、レンズを作ってしまうからです。

 思わぬ火災を防ぐためにも、ペットボトル飲料を置く際は、直射日光の当たらない場所を選ぶことが大切です。ペットボトルホルダーなどに差し込んだまま放置するのは避けたほうが賢明です。

 後で捨てるからいいやと、飲み残しの入ったペットボトルをボトルホルダーに差し込みっぱなしにすることもあります。そうした場合でも、早めに中身を捨てることをおすすめします。

※ ※ ※
 
 ドライブに飲料は欠かせません。だからこそ、ペットボトル飲料を置いてクルマを離れる時は、直射日光に触れさせないといった注意が必要です。

 また、事故を未然に防ぐために、クーラーボックスを用意することを検討してもいいでしょう。

【画像】「えっ…!」 これが燃えたエンジンルーム! 衝撃の状態がこれです!(18枚)

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