知らなかった! クルマに付いてる「謎のフタ」開けると何がある? 意外な「使い方」に反響あり!
近年のクルマの前後バンパーには、どこかに小さな「フタ」が取り付けられています。多くの人が開けた経験も無いというこの「謎のフタ」の正体と使い方について、SNSなどでは様々なコメントが投稿されました。
みんな開けたことの無い「謎のフタ」に反響多数!
近年製造された比較的新しいクルマの前後バンパーをよく見ると、どこかに四角や丸い形をした「フタ」が取り付けられています。
多くの人が開けた経験も無いというこの「謎のフタ」の中には、いったい何があるのでしょうか。
この正体と使い方について、SNSなどでは様々なコメントが投稿されています。
このフタは基本的にボディ形状に沿った形をしており、さらに小さなサイズとなっているため、言われるまで気づかなかったり発見しても気にもとめないことが大半。
しかしフロントバンパーとリアバンパーどちらにもフタが取り付けられていることから、何か大切な役割を担っていることは想像できるでしょう。
そして開け方ですが、フタの端にある少し広めの隙間にマイナスドライバーのような工具を差し込み、フタを徐々に浮かせていけば外れる仕組みになっています。
しかしフタを外しも、中にはただの「ネジ穴」があるだけ。
実はこのネジ穴の正体は、「クルマを“けん引”するための部品(アイボルト)」を取り付けるために設けられたものなのです。
一昔前のクルマには車体の底面に「フック」状の構造があり、そのままけん引が可能となっていましたが、最近のクルマは空力やデザインなど様々な理由からバンパーが車体の下側まで回り込んでいたり、そのままではけん引ロープを取り付けて引くことが難しい形状が多く、それゆえ現在ではバンパーの穴にアイボルトを取り付けてけん引する構造が主流となっているのです。
万が一自分のクルマが路肩に落ちたり、事故に遭うなどで走行できなくなった際には、このようにバンパーのフタを外し、ネジ穴にけん引フックを取り付けてロープで引っ張ってもらいましょう。
また肝心のアイボルトは、車内のトランク下部やサイドの収納などに収納されていることが多いのですが、自車のどこにあるのかもこの機会に確認しておくとより安全です。
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このバンパーに取り付けられたフタや牽引用の穴、あるいはアイボルトについてはSNSなどで様々意見が投稿されており、「知らなかった!」「オプションで衝突防止用カメラとかセンサーを取り付ける穴だと思ってました」など、これまで一度もけん引された経験がないことから使用方法を初めて知ったという人が多く存在。
一方で、「雪国だとスタック(立ち往生)した人が多いから分かる」「冬にこの穴を使ってけん引されてるクルマを何度も見た事あります」など、居住地域の特性によっては比較的身近な存在のようです。
また、「このフタやボディに傷をつけないように開けるのが地味に大変なんだ」「これ車載の工具でこじって開けると絶対キズつく。上手に開けられる人いるのかね」と、開けることが思いのほか難しいという意見や、「クルマによってネジ穴のサイズとピッチが違うからメーカーには統一して欲しい。スタックした人がフックのありかを知らず、自分のフックを使って救助そようとしても入らない時がありました」といった、実際にスタック車を救助した際のトラブルを伝える貴重なコメントも。
そのほか、「自分のクルマならば車載された付属品や工具の場所を把握していて欲しいけど、レンタカーだとそうもいかないよね」と現実的に車載用具の位置をすべて把握するのは難しいと考える人や、「社外品のけん引フックを買ったら『ドレスアップ用なのでけん引しないで下さい』と書いてあって笑った!」「自分もアイボルトのように大切な人を引っ張れる強い存在になりたい…」など、アイボルト側の視点に立って人生を語る人もおり、話の広がりと深さが印象的でした。