ホンダが新型「軽バン」発売へ! 車中泊も余裕なフラット仕様になる「N-VAN e:」登場!? 「N-VAN」と何が違うのか
「N-VAN e:」と「N-VAN」の違いはどこにあるのか
画期的なパッケージングや、アウトドアユーザーのツボまで押さえた豊富な純正アクセサリーなど、多くの特徴を持つN-VAN。
そんなN-VANをベースに、床下にバッテリーを搭載してEV化を果たしたN-VAN e:ですが、特徴的なセールスポイントをそのまま維持できているのでしょうか。
N-VAN e:は床下に搭載するバッテリーを薄型化したことで、低床なN-VANの特徴を継承しています。
もちろん、助手席側ドアのセンターピラーをなくした大開口部も変わりはありません。
2名乗車時の荷室長は1480mmで、助手席を収納した最大スペース長は2645mmです。
N-VANの荷室長は1510mm、最大スペース長2635mmとほぼ同等で、最大スペース長はむしろN-VAN e:が勝っています。
荷室高は1365mmで、N-VANと全く同じことからも、使い勝手はほぼ同等であることが数値の上からも理解できます。
なおN-VANの最大積載量が350kg(+STYLE FUN 4WDのみ300kg)なのに対し、N-VAN e:は300kgです。
ただし助手席を廃止し、運転席と後席右側のみとした2人乗り仕様のN-VAN e:「e:L2」は350kgとなっています。
2023年9月末現在、N-VAN純正アクセサリーがそのまま使えるのかなどの情報は明らかにされていませんが、荷室空間がほとんど変わっていないことから、前述のマルチボードなどはそのまま搭載できるものと予想されます。
そしてN-VAN純正アクセサリーにあったオプションの外部電力入力キットとは異なり、車載バッテリーを持つN-VAN e:では、充電用USBジャック(タイプC)からモバイル端末などに電力供給できるほか、普通充電ポートを介して使える外部給電機能も備わっています。
最大1500Wまで対応可能となり、電気湯沸かし器やホットプレートなどが活用できることから、アウトドアでの車中泊には大きなな強みとなりそうです。
ただしこの場合、給電するためにはディーラーオプションのAC外部給電器「Honda Power Supply Connector」が必要となります。
このほか急速充電ポートからは、より高出力な外部給電も可能です。対応するDC外部給電器を用意すれば、非常時などに家庭用電源としても使えます。
※ ※ ※
N-VAN e:に搭載されるバッテリーやEVモーターといった詳細なスペックはまだ明らかにされていませんが、航続距離性能210km(WLTCモード)以上を目標に、現在市販化に向けた開発がすすめられています。
N-VAN譲りの高効率なパッケージングによる大きな荷室空間を持つN-VAN e:は、車中泊などアウトドアレジャーに活用できる軽商用バンを検討しているユーザーにとっても、気になる存在といえそうです。
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