トレンドは「丸」から「角」へ!? 気付けば増えてる「カクカクしたクルマ」 再びウケてる「3つの理由」とは
1980年代のシティポップが静かなブームとなるなか、同時期に流行した四角く「カクカクした」クルマのデザインが再注目されています。
1980年代の四角い「カクカクしたデザイン」トレンドが復活の兆し
2023年8月に世界初公開されたトヨタの新型SUV「ランドクルーザー250」をはじめ、近年デビューの新型車の中で「四角いクルマ」ほ復活の兆しが見られます。
1980年代前半頃に全盛だった四角く「カクカク」したデザインのクルマが、なぜいま再び登場しているのでしょうか。
トヨタ「ランドクルーザー プラド」の実質的な後継モデルとして華々しくデビューした新型ランドクルーザー250。
その四角くたくましいフォルムには、多くの人が驚かされたのではないでしょうか。
同時に再々販売が発表された一部改良版の「ランドクルーザー70」も、現代のクルマとは一線を画すカクカク・ゴツゴツしたデザインが特徴的です。
新型ランドクルーザー70は、オリジナルモデルの登場が1984年という超長寿モデルで、デビューの年代的にちょうど四角いデザインが流行した時期にあたるため、四角いのは当然かもしれません。
しかし、新型ランドクルーザー250に関しては、まさに最新モードのクルマです。
現在では流麗なフォルム、複雑な面構成、凝ったディティールのクルマが主流ですが、その時代において新型ランドクルーザー250は、統一されたカクカク感を持って登場し、話題を集めています。
国内外を見渡してみれば、他にもスズキ「ジムニー」、ダイハツ「タフト」、三菱「デリカ D:5」、メルセデス・ベンツ「Gクラス」トヨタ「ノア/ヴォクシー」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」など、四角いフォルムやディティールで成り立つ現行車種は数多く販売され、その多くが人気を博しています。
また中古車市場でも、1990年代の日産「サニー」をベースに生まれた四角いコンパクトSUV「ラシーン」は、高値が付くほどに注目されているほか、さらに古い1980年代生まれの四角いクルマに注目するユーザーが確実に増加しています。
このように、新車・中古車にかかわらず、四角いクルマ、カクカクしたデザインのクルマには、復活の兆しが見え始めている、と言っても良いでしょう。
ではなぜ、その傾向が生まれているのでしょうか。筆者(遠藤イヅル)は3つの理由があると考えます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。