スバル 新型SUVで「車中泊」は可能か!? 実際に寝転んで試してみた! 新型「レイバック」の「寝心地」とは
後席を倒せば荷室長が最大180cm以上確保できる新型「レイバック」
荷室空間自体は、新型レイバックとレヴォーグで変わりありません。
定員乗車時の荷室は、開口幅1100mmで、奥行き1070mm、高さ771mmで、段差のないフラットなフロアです。
唯一異なるレヴォーグとはフロア高も、SUVとしては低い690mmで、積み降ろしも比較的容易に行えます。
新型レイバックの荷室容量は、荷室フロアの492リットルに加え、床下のサブトランクにも69リットルのスペースを確保し、効率的な積載が可能となっています。
荷室左右の壁面形状も工夫され、スバルによるとゴルフバッグ4個の積載も可能だといいます。
またハンズフリーオープンのパワーリアゲートも備わるほか、4:2:4分割可倒式リアシートで用途に応じたアレンジができ、後席を倒せば、奥行き方向の荷室フロア長は1639mmまで広がります。
さらに前席のシートバックと荷室ボード後端までの距離(荷室長)は1871mmとなり、長いスキー板などの荷物を積むのに適しています。
後席の中央部だけ前倒しすれば、左右に2名乗車をしながら積載することも可能です。
そして、新型レイバックで気になる車中泊性能は、この荷室フロア長1639mmと荷室長1871mmという数値がカギとなります。
実際に身長170cmの男性モデルが、新型レイバックの荷室で後方を頭にして寝転んでみたところ、数値通りに床面からわずかに足がはみ出る状態となりました。
前後席の間の足元空間のすき間をクーラーボックスなどで上手に埋めたうえで、キャンプ用のエアマットを敷き、段差を補正すれば、より快適な「寝床」を生み出すことができ、さらに身長180cm程度の人でも就寝可能となります。
2人の就寝はやや無理がありそうですが、1人なら十分に快適な車中泊が楽しめそうです。
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新型レイバックの正式発表は2023年秋で、販売価格はまだ明らかにされていませんが、スバルによるとレヴォーグとアウトバックの中間を狙うといい、300万円台後半の価格帯と予想されます。
正式発表が待たれるところです。
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