ホンダが「新型SUV」を実車公開! 26年登場の流麗ボディ×「めちゃ広ッインテリア」採用した「“0” SUV」! 初の“公道走行”で「F1ドライバー」が運転
ホンダはF1イベント「Red Bull Showrun × Powered by Honda」で新型EV「Honda 0 SUV」のパレードランを実施しました。同モデル初の公道走行となりました。
新時代の「ホンダSUV」が走った!
ホンダは2025年4月2日、東京・台場で開催のF1イベント「Red Bull Showrun × Powered by Honda」で新型「Honda 0 SUV(ホンダ ゼロ エスユーブイ)」のパレードランを実施しました。
パレードではRed Bull Racingドライバーのマックス・フェルスタッペン選手、角田 裕毅選手の2名が乗り、大勢の観客の前で公道走行を初披露しています。

Red Bull Showrun × Powered by Hondaは4月4日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される「F1 日本グランプリ」に先駆けたファンイベントです。
2019年の前回から6年ぶりの開催となる今回では、F1で63勝を飾ったホンダ×レッドブルのパートナーシップの最終シーズンを締めくくり、ショーランなどを通してF1の魅力を伝えるイベントとなっています。
さらに、角田 裕毅選手、マックス・フェルスタッペン選手、リアム・ローソン選手、アイザック・ハジャー選手のトップ選手4名がF1マシンでデモ走行し、パレードランとして新型「プレリュード」と新型「Honda 0 SUV」が登場しました。
このうちフェルスタッペン選手と角田選手が乗った新型Honda 0 SUVは、2025年1月に米国・ラスベガスで開催のIT見本市「CES 2025」で世界初公開されたEVです。
新たなEVシリーズ「Honda 0」のひとつで、グローバルでの市場投入が予定されています。
ボディ形状は4ドアの中型SUVで、2024年の「CES 2024」で披露されたミニバンスタイルのコンセプトモデル「SPACE-HUB(スペースハブ)」の考え方を踏襲。
新時代のホンダ車を示唆する新たなエンブレムの装着に加え、流麗なロングノーズ・ショートデッキや大きなホイールアーチなど、動力性能を予感させるデザインを採用しました。
インテリアは大開口部のガラスルーフを備えたほか、大型画面で構成されるインパネなど、近未来感あるデザインにまとめています。
Honda 0シリーズに共通する「Thin, Light, and Wise.」のアプローチをSUVボディに適用し、空間の広さを一層拡張し、開放的な視界と自由度の高い広々とした居住空間を実現したといいます。
ビークスOS(オペレーションシステム)には「ASIMO OS」を採用し、ユーザー1人ひとりに合わせたUX(ユーザーエクスペリエンス)の提供や、3次元ジャイロセンサーによる姿勢安定制御によって、高い走行性能を発揮します。
今回走行したものは、CES2025で公開されたコンセプトモデルとは細部が異なるプロトタイプで、市販に向けて開発が進んでいることが示唆されました。
ボディ全体はピンクと紫のカモフラージュ模様にペイントされ、詳細なデザインは不明ですが、フロントフェイス周辺などはコンセプトそのままのデザインを採用。
一方、ボディサイドは通常タイプのドアミラーを装備し、20インチホイールもブラック1色のものが備わるなどの違いがあり、より現実的になっています。タイヤサイズは245/50R20です。
またリアのデザインも、テールランプは左右が一体化した「U」の字のものから、左右分割の縦型のものを装着。ただし、リアも大部分がカモフラージュされていたため、実際はUの字のタイプが装着されている可能性があります。
インテリアは、ステアリング形状がコンセプトモデルでは異型だったものが楕円タイプに変更され、乗車定員もリアシートが3人がけの5人乗りとなっています。
パワートレインやボディサイズなどの詳細情報はまだ明らかにされておらず、会場で新たな情報はありませんが、2026年前半の北米市場投入を皮切りに、日本や欧州での投入もアナウンスされています。
今回のパレードランでも多くの観客が関心を寄せており、正式発表および発売まで期待が高まっています。
リアのただの四角いデザインじゃなくて少し逆ハの字になったデザインが格好いい
フロントもプレリュードのような尖りがあったりしたらもっと格好良かったと思う