全国4か所「スマートIC計画」が本格始動! 上信越道や中国道などで事業化 7か所も「次の候補」に
全国4か所のスマートICと1か所のICが新規事業化。あわせて7か所でスマートICの準備段階調査に着手されます。
7か所が新規準備段階調査着手
国土交通省は2023年9月8日、全国で計画されている4か所のスマートICについて、高速道路会社に事業許可を行ったと発表しました。
新規事業化の対象となったスマートICは、次のとおり。
・壬生PA:栃木県壬生町、北関東道の都賀IC~壬生IC間
・屋代:長野県千曲市、上信越道の坂城IC~長野IC間
・加計:広島県安芸太田町、中国道の千代田IC~戸河内IC間(フル化)
・霧島:鹿児島県霧島市、東九州道の国分IC~隼人東IC間
スマートICは、加計を除き仮称です。
壬生PAスマートICは既設の壬生PAに併設。屋代スマートICは更埴JCTの近くに設置し、新設の雨宮産業団地へのアクセス性を向上させます。
加計スマートICはすでに大阪方面の出入口が開通していますが、今回の新規事業化で山口方面の出入口が追加されます。霧島スマートICは、霧島市中心部への新たなアクセスルートになるほか、半導体関連工場のアクセス性向上が期待されます。
さらにこれらのスマートICのほか、沖縄道の沖縄南IC~沖縄北IC間では、池武当(いけんとう)IC(仮称、沖縄県沖縄市)の新規事業化も決定しています。中城湾港や、池武当IC近くにできる物流特区とのアクセス性が強化されます。
このほか、新たに次の7か所で、スマートIC(いずれも仮称)の準備段階調査に着手することも公表されています。
・守谷SA:茨城県守谷市、常磐道の柏IC~谷和原IC間
・土浦:茨城県土浦市、常磐道の桜土浦IC~土浦北IC間
・恵那峡SA:岐阜県恵那市、中央道の中津川IC~恵那IC間
・大山田PA:三重県桑名市、東名阪道の桑名東IC~桑名IC間
・高陽:広島市安佐北区、山陽道の広島東IC~広島IC間
・安来:島根県安来市、山陰道の安来IC~東出雲IC間
・久留米南:福岡県久留米市、九州道の久留米IC~広川IC間
カサブランカを宮島はできない