2023年8月28日、トヨタのマレーシア法人は「カローラ」の新たな改良型となる2023年型改良モデル（IMP）を発表しました。

　同時に、足回りやエクステリアをスポーティに変更した新型「カローラGRスポーツ」も発表されています。

　マレーシアで展開されるカローラは、日本でも展開される「カローラ」よりも一回り大きな4ドアセダン。そのデザインは欧州などで展開されるものと同様です。

　今回登場した改良モデルとなる新型カローラは、新たにグリルやホイールのデザインを変更。また、12.3インチのデジタルメーターや、スマートエントリー機能の導入が行われています。

　そんな新型カローラの発表と同時に、足回りやエクステリアをスポーティに変更した新型カローラGRスポーツも発表されました。

　そのボディサイズは、全長4635mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベースは2700mmで、日本仕様のカローラ（全長4495mm×全幅1745mm）より一回り大きなボディを持ちます。

　エクステリアは、専用のエアロパーツを装備しスポーティな印象を高めています。インテリアは、赤いアクセントが特徴的な専用デザインのシートが採用されドライバーの意欲をかき立てます。

　パワートレインは、最高出力139馬力・最大トルク172Nmを発揮する1.8リッター直列4気筒エンジン（2ZR-FE）を搭載。これに組み合わせるトランスミッションは、CVTです。

　また、アンチロールバー付きの精密チューニングが施されたGR スポーツ サスペンションが装備され、優れたハンドリングと安定性を実現するほか、特別にチューニングされた電動パワーステアリングにより、走行性能を高めています。

　価格は、15万2800リンギット(約481万円)からです。

　トヨタのマレーシア法人会長のダトゥク・ラビンドラン氏は、今回の発表について以下のようにコメントしています。

「新型カローラ GR スポーツと新型カローラは、マレーシア市場における多様なニーズに対するトヨタの鋭い理解を体現しています。

　これらの導入は、幅広いドライビングエクスペリエンスを提供するという、私たちの尊敬するマレーシアの顧客に向けた、トヨタの揺るぎないコミットメントを強調するものです」