クルマのタイヤの「空気圧」ちゃんと見てる? セルフスタンドで手軽にチェックする方法と「万が一の事態」を防ぐ注意点とは

クルマのタイヤの「空気圧」は、適切な値でないと燃費が悪くなったり、走行に支障を来たすこともあります。セルフ式のガソリンスタンドであれば大半の場所で、自分で空気圧を点検することが可能ですが、「空気入れ」を使う際にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

クルマの「空気圧」は自分でメンテナンスできる!

 クルマのタイヤの「空気圧」は、適切な値でないと燃費が悪くなったり、ひどい時は走行に支障を来たすこともあるため、こまめなチェックが重要です。
 
 セルフ式のガソリンスタンドであれば、多くの場所で、自分で空気圧を点検したり空気を入れたりすることが可能ですが、自分で「空気入れ」を使う際にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

クルマの「空気圧」は自分でメンテナンスできる
クルマの「空気圧」は自分でメンテナンスできる

 セルフスタンドで空気入れを使う際の注意点について、ガソリンスタンドのスタッフに話を聞いたところ、以下の回答がありました。

「まずは空気入れのタイプを確認して、それぞれの使い方を覚えることが大切です。

 一般的に、ガソリンスタンドに用意されている空気入れは、固定されている『据え置き型』と持ち運びができる『エアタンク型』の2種類があり、このうちセルフスタンドに多いのがエアタンク型です。

 このエアタンク型はさらに、『スイッチを押して空気の抜き入れをするタイプ』と『レバーを引いて空気の抜き入れをするタイプ』の2種類に分けられます。

 スイッチを押すタイプは、ホースの先端をタイヤのバルブ(キャップを取った状態)に押し当てて、空気を入れる場合は『+』を、抜きたいのなら『-』のスイッチを押すといった形です。

 このタイプは使い方が分かりやすいので、初めて使用する人でも扱いやすいでしょう。

 一方でレバー式は、『強く握ると空気が入り、浅く握ると空気が抜ける』という、非常にアナログな方式です。

 最初は力加減が分からず困惑するかもしれませんが、何度かトライしてみて握り加減を覚えてください」(ガソリンスタンドのスタッフ)

 さらにエアタンク型で気を付けたいのが、「エアタンク自体に空気がしっかりと注入されているのか」ということだと言います。

 エアタンク型は内部に空気が充填されていないと、タイヤに空気を送ることができません。

 どれだけ空気が充填されているのかは、エアタンクの上部にあるメーターで確認が可能です。

 もし緑や青の▼印よりも数値が低いようであれば、エアタンクを乗せるスタンドに一旦戻して、内部に空気を充填しましょう。

 このように、エアタンクの内部に空気がない状態でタイヤにホースを接続すると、空気を入れることができないだけでなく、逆にタイヤの空気が抜けてしまうこともありえます。

 もしもタイヤの空気が抜けすぎてしまい、クルマが走行不能になってしまっては元も子もありません。

 このようなミスをしないよう、エアタンクタイプを使用する際には気をつけて操作し、万が一とても手に負えないと思った場合は無理をしないことも大切です。

 自分で空気入れを使う場合、他にどんなことに注意すべきなのでしょうか。

 前述のガソリンスタンドのスタッフによると、「他には適切な空気量を入れることです。そしてバルブのキャップを忘れず閉めることです」とのこと。

 クルマのタイヤには「車両指定空気圧」といって最適な空気圧が定められています。

 一般的にはクルマの運転席のドア開口部に車両指定空気圧を記載したシールが貼ってあるので、空気入れを使用する前に必ず確認しておきましょう。

 また、空気を入れようとして外したバルブのキャップをうっかり無くしてしまうケースも少なくないということ。

 小さいパーツなのでとくに夜間は見失いやすいため、分かりやすい位置にまとめて置いておくなど対策を講じておけば安心でしょう。

※ ※ ※

 セルフのガソリンスタンドでは、手軽に自分で空気圧の点検を行うことができます。

 まだセルフで空気入れを使ったことがない人は、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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