めちゃオシャレな「白革シート」は維持が大変? 「色移り」や「キズ」が目立つって本当なの!? 上質内装をキープする方法とは!
布じゃ起きない シートの「ひび割れ」どうする?
また汚さない方法のひとつとしては、シート表皮をコーティングしてしまうという方法も存在しています。
これはディーラーでコーティングサービスを実施しているところもあれば、洗車専門店などで用意しているもの、市販のコーティング剤を用いて自身で施工するものなどさまざまです。
コーティングをすることでそもそもの汚れが付きにくくなる効果があるため、新車の状態を長く維持したいのであれば、検討する価値はあるでしょう。
そしてレザーシートのもう一つの悩みとしては、表面の劣化が挙げられます。
これは乗り降りを繰り返すことで擦れやひび割れが徐々に発生してしまうというものですが、シートの状態を気にするがあまりクルマに乗らなくなってしまっては本末転倒です。
ただ、乗り降りするときになるべくシートのサイド部分に触れないように気を付けるだけでも劣化の度合いは大きく変化しますし、金具などの装飾が備わっている衣類の場合は、その金具でシート表皮を傷つけてしまう可能性もあるため、これらもできれば気を付けたいところ。
シート表皮の劣化については天然皮革ならではの問題となりますが、こちらも定期的に保護クリームなどを塗り込むことで表皮の劣化を防ぐことができるでしょう。
このように、実はよい状態を維持しようとすると、定期的なメンテナンスや気遣いが必要となるレザーシートですが、その手間を補って余りある高級感を得ることができるのもまた事実。
良い状態を保っているレザーシート仕様車であれば、手放すときにプラス査定となることも多いので、明るいカラーのレザーシートが気になっている人は思い切って購入してみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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